家康、江戸を建てる/門井慶喜

読書感想文

門井慶喜さんの「家康、江戸を建てる」を読み終えました。

 

門井さんの作品は初めてなので、作者がどんな人かを簡単に調べてみました。

 

1971年生まれなので、自分より6つ上の47歳の男性です。

出身は群馬県で同志社大学の文学部を卒業されているみたいです。

 

文学部って響きがうらやましい!

 

2003年に「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビューしたみたいです。

 

2003年といえば、自分の社会人デビューの年や~。

 

ちなみに「慶喜」って名前は本名みたいです。

 

 

【主な登場人物】

伊奈忠次:第1話の主人公。利根川の流れを変えるという事業を担った人物。関東の方で「伊奈」という地名をちょくちょく見かける理由が分かりました。この人の功績にちなんで名づけられてるってことですね。

 

大久保藤五郎:徳川の菓子司。昔ながらの職人ってイメージがある人。ただ、若かりしときに足を負傷したんだとか。

 

大久保長安:なんかちょっと嫌なやつかも。藤五郎に変につっかかってきてるし。

 

橋本庄三郎:お金を流行らせた人。お金といっても小判ですが。

 

【所感】

今、自分が住んでるのが東京なのですが、東京の街がそのようにして出来ていったんだと思うと、なんか感慨深いものがありましたね。

 

歴史の授業のときに、江戸は元々はあんまり良くなかった土地で、徳川家康が整備して今の土壌を築いたとは学んではいたのですが、今回この本を読んですごく勉強になりました。

 

もともと、歴史は好きだったのですが、こういう風に小説で読むことは初めてだったので面白く読むことができました。

 

まー、大阪出身の自分としては豊臣が負けたのは悔しいですけどねw

 

徳川家康の描写があんまりなかったことに最初はあれっ?思ってたのと違う!と感じたけど、指揮をするのは家康かもやけど、実際に作業をするのは今回の登場人物たちですもんね。

 

そう言った意味ではそういう構成に対して納得でございます。

 



 



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