小川一水さんの「疾走!千マイル急行(上)」を読み終えたので読書感想文を書きます。
小川一水さんの作品はあの長!長編小説の「天冥の標」に続いて2作品目の読了となります。
今回は少年少女たちが織り成す冒険ものといったところでしょうか。
豪華な列車に乗って大陸を横断することになるのですが、道中でいろんなことが発生して、、
自分もこの世界の中に完全に入り込んで読み進めました。
主な登場人物
テオドア・ファルスタット:主人公。ラウザーというエイヴァリー都市鉄道の社長の息子さん。しっかりしてて、冷静に物事を判断出来る。通称テオ。
ローライン・リンドベル:テオドアと同級生の女の子。プライドが高いのかちょっとお高くとまってる感じだが、それはそれで可愛らしいかも。
アルバート・V・ガリバール:ガリバール重工業の社長の息子さん。4人の子供のなかでは1番人間味を感じる。
キッツ・クインザー:ロンリーウルフ的な存在。ただ、何かしら闇を抱えてるにおいがプンプンする。
所感
豪華なTMEという列車で旅をしていくワクワクドキドキの冒険ものかと思いきや、そんな感じではなくて、国と国との戦いに巻き込まれたりで大変!
西の都市のエイヴァリーというところから、東の街の采陽というところに列車に乗っていくわけなんやけど、当初思ってた目的とは違って、采陽の街に援軍を求めるという重要任務があったわけなんですよね。
豪華客船ならぬ、豪華列車に乗ってたと思ってたら、道中いきなり装甲列車が接続されてたり、道中いきなり山賊に襲われたりとなかなか過酷な旅になるんやけど、とくに子供にとっては何がなんだらわからないですよね。
もともと、テオは父ちゃんから本当の友達を見つけるようにも言伝されてるんです。
こういった困難という壁に共にぶつかっていくことで、真の友情は芽生えていくんですかね。
キッツが闇を抱えてると思ったら案の定だったんです。
前半戦はまだ序の口な感じがして、後半からどんどんと話の展開も加速していくんやろうかと予想してます。
ということで、長編小説はいつもは感覚を空けて読むのですが、早速下巻の方も読み進めようと思います!
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