小川一水/天冥の標 ヒトであるヒトとないヒトとpart1

読書感想文

小川一水さの「天冥の標 ヒトであるヒトとないヒトとpart1」を読み終わりました。

 

これで天冥の標シリーズも13冊目の読了です。

 

巻数でいうと9巻目です。

 

7巻を飛ばして先に8巻を読んでしまったことで、流れを思い出すのに少し苦労しました。

 

 

主な登場人物

ゲルトールト:スダカというやつに監視されて監禁されている恋人たち(ラバーズ)の女性。

 

セアキカドム:ユレインやイサリ、オシアン、ルッツやマユキらと行動を共にしている。

 

アクリラ・アウレーリア:海の一統(アンチヨークス)の艦長の男。

 

エランカ・キドゥルー:現職の大統領

 

リリー:ミスン族の女王様。ミスミィの跡を継いだ?

イスミスン族の総女王陛下のオンナキッツと交信した。

 

 

所感

まだまだプラクティスの最終皇帝を名乗っている女帝のミヒルが支配する空間かまだある世界。

 

ちなみにミヒルとイサリは姉妹です。

 

ラゴス

 

なんか謎が多い。

 

このラゴスの記憶を取り戻すために、シェパード号があるところに、セアキ・カドムをリーダーとする一行はシェパード号のあるところへ出向くんです。

 

そしてラゴスは300年の記憶が蘇るとともに、プラクティスの弱点を見つけるんです。

 

カルミアンがプラクティスの要請に応じてクラストを与えた。

 

クラスタを与えられたことで、プラクティスは支配層しか繁殖出来なくなってしまった。

 

つまり、イサリとミヒルという支配層の2人だけしか繁殖が出来ないということ。

 

何がなんでも次世代に繋いでいかないという点がプラクティスの弱点らしい。

 

そして、カドム一行はアクリラ・アウレーリアとの再会を果たすのですが、どんどん仲間が集まっていく感じが最終回に向けて動き出してるんだなと思うとワクワクしてきます。

 

アクリラを仲間に加えて合計で9名になるんやけど、プラクティスを攻める方向に向かう。

 

そんな中で、イサリはカドムが好き、アクリラはカドムが好きみたいな恋心の関係があるのもまた面白い。

 

で、カドムはアクリラのことが好き。

 

ちなみにカドムもアクリラも男ですが、あんまり男女の区分けがない感じなんですかね。

 

イサリは終始、切ない運命を背負ってるなと、、

 

そして、ある程度リスクを背負ってイサリはプラクティスに戻ることを決意して行動に移していくんですよね。

 

次は9巻の後編です。

 

どんな展開になっていくのか、楽しみです!

 

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