浅井リョウ/星やどりの声

読書感想文

浅井リョウさんの「星やどりの声」を読み終えました。

 

浅井リョウさんの作品は「武道館」に続いて7作品目の読了です。

 

早坂家で母子家庭での6人兄弟のお話。

 

 

こういう家族の話はほっこりとして好きなんです。

 

冒頭でいきなりその6人の登場人物の名前があわただしく出てきたのでびっくり!

 

やっぱ人が多くなってくると本の中とはいえ賑やかになりますね!

 

 

主な登場人物

琴美:長女。6人兄弟の長女ともなるとやはりしっかり者。

 

光彦:長男で就活をして頑張ってる。なんとなく物語の主人公。

就活もうまくいかないし、大学のサークルでの飲み会のときもそうやけど何となく不器用な感じ。

 

小春:次女。ミュージシャンと付き合ってる。すごく繊細なイメージがある。兄の光彦以上に不器用かも。

 

凌馬:次男。ちょっとやんちゃそうやけど、ムードメーカーみたいな存在かも。

 

るり:3女。といっても小春とは双子。といっても小春とは性格も全然違う。大人な女性。

 

真歩:3男。お父さんが亡くなる前に男でも女でも大丈夫なように名前をつけたので、ちょっと女の子みたいな名前になっている。亡くなったお父さんが町のどこかにいて、写真を撮って入ればお父さんが映るんじゃないかということでカメラを使うようになった。

 

 

 

所感

兄弟それぞれに焦点を充てていくつかの章に分かれて物語は進んでいく。

 

亡くなったお父さんを想ってそれぞれがいろんな葛藤を持っている。

 

ネガティブといった感じではないんやけど悲しいというよりはさみしい気持ちなのかな。

 

いずれにしろ、お父さんのみんなに与えた影響力はすごくて、力強いなと思います。

 

お母さんも女手一つで、本のタイトルにもなっている「星やどり」というかお店を経営しながら、6人の子供を育ててるわけやからすごいなと思う。

 

 

よくみんなぐれずに素直に育ったなと思うんやけど、それもこれもご両親の温かな思いやりがあったからこそなんでしょうね。

 

お父さんは病気で亡くなってしまったんやけど、しっかりと天からみんなのことを見ている。

 

お母さんもしっかりと地に足をつけて子供のことを見ている。

 

 

最後、あることでみんなが繋がってると分かったときはちょっと出来過ぎな感じはあったけど、そうは言っても感動しました。

 

 

すごくまとまってて読みやすかったです。

 

家族の絆。

 

自分も大事にしていきたいなと改めて思わせてくれた素敵な本でした。

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