小野不由美/十二国記 風の万里 黎明の空(下)

読書感想文

小野不由美さんの「十二国記 風の万里 黎明の空(下)」を読み終えたので読書感想文で書きます。

 

十二国記エピソード4の下巻です。

 

鈴、陽子、祥稽という3人の女性を中心として上巻は物事が進んでたけど、今回の下巻はどんな展開になっていくのか?

 

景王である陽子に対して嫉妬する祥稽、恨む鈴。

 

今回もこの3人が中心となっていきそうですね!

 

話が進むにつれていろんなことがつながっていくし、新たな展開があったりするし、どんどんと面白くなっていく。

 

 

 

主な登場人物

陽子:景王のポジションにいる。役割が人を育てるのかメンタルもめっちゃ強くなってる。偉そうな立ち振る舞いもできるようになっている。

 

祥瓊:父ちゃんがダメな王だったこともあって、周りの人たちから白い目で見られている。

 

鈴:元来の生まれ持ったいじめられっ子的なキャラ。だけにいじらしくもある。

 

 

所感

陽子がどんどんと逞しくなってて、ちょっとやそっとのことでは動揺しなくなってました。

 

いろんな苦悩があったやろうけど、乗り越えていったんでしょうね。

 

悲惨な国の惨状を自身の目と体で体感しようと、街に出ていくんですけど、なかなか出来ることじゃないですよね。

 

現実から目を逸らさず、問題を解決していこうとしてるし、カッコええやん。

 

やっぱ、楽俊というキャラはいいですね。

 

こういう人物?が陰日向で頑張ってるからこそ物事は好転していくんでしょうね。

 

祥瓊も楽俊と共に出来たことで、陽子に対しての認識もいい風に変えることも出来たし。

 

 

各々すったもんだがあったりしながらもようやくこの3人が顔を合わすことになるんですよね。

 

近しい年代の3人ということもあって、この3人のやり取りもほっこりとして面白かったです。

 

といっても周りの窮状が苦しいというのは変わらずなんやけど。

 

まー、次のエピソード5でどんな展開になっていくのか楽しみですね!

 

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