上田岳弘/ニムロッド

読書感想文

上田岳弘さんの「ニムロッド」を読み終えました。

 

上田岳弘さんの作品は初めて読むので作者がどんな人かを簡単にではありますが調べてみました。

 

1979年生まれなので自分より2つ下の39歳で兵庫県出身の方みたいです。

 

上田岳弘さんと言えば、なんと言っても今年芥川賞を獲った人です!

 

2013年に「太陽」という作品で新潮新人賞の受賞をはじめ、色んな賞の受賞候補にもあがってたみたいです。

 

作家としてはエリートコースを歩んでるってことなんですかね。

 

そもそも、芥川賞ってなんなんだろうか?

 

【芥川賞】

・純文学の新人に与えられる新人賞

・菊池寛という人が「直木賞」とともに創設

・年2回発表される

 

 

ってところでしょうか。

 

ん?

 

純文学ってなに⁈

 

 

大衆文学と比較して、純粋な芸術的活動を伝えようとするものだそうです。

 

 

よく分かりません!笑

 

 

【主な登場人物】

中本哲史:主人公。とある会社で仮想通貨を作っていくという仕事を任されることになった。ごくありふれたサラリーマンといったところでしょうか。

 

田久保紀子:仕事でシンガポールに行ったりもしてるキャリアウーマン。ただ、過去に中絶の経験があったりと闇を抱えてそう。

 

荷室仁:中本の元同僚で小説家を目指していたみたいだが、挫折。鬱病も発症してしまったこともあって、名古屋に帰った。

 

 

【所感】

ん〜、なんか不思議な世界観で村田沙耶香さんを思い出してしまいそうな感じでした。

 

あんまり深くのめり込んでしまうと後戻り出来なくなってしまいそうな…。

 

ニムロッドってのはこの物語に出てくる荷室くんのニックネームでもあるわけやけど、「駄目な飛行機」の例を次々と中本に話をする。

 

 

いま、ある成功も数々の失敗があったからこそなんだみたいなことも言ってるわけで、つまりは壊れた荷室くん自身のことをも言ってるというわけか?

 

まあ、そもそも完全な人間なんているのか?しかも、これから先も完全な人間は出てくるのか?

 

もし出てきたとしたらまさにSFの世界なんじゃないか?

 

この本はページ数も少なくてあっという間に読み終えたけど、もう少し深く読んでみたい気持ちもあるかな。

 

あっ、でも深くのめり込むと駄目な気もするし…。

 

 

う〜ん、、

 

難しい

 

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