中村文則/去年の冬、きみと別れ

読書感想文

中村文則さんの「去年の冬、きみと別れ」を読み終えました。

 

中村文則さんの作品は「掏摸(スリ)」に続いて4作品目の読了です。

 

この人の話は読後の疲労感がすごい!

 

今回の作品は内容が重たいだけでなく読解するのがなかなか難しかったので大変でした。

 

ただ、ページ数も少なかったこともあって、いつのまには終わってたって感じでした。

 

というか映画化されてたんですね。

 

知ってたら誰がどの役を演じてるのかで本を読むときにイメージ出来たのに!

 

【主な登場人物】

ライター:名前がいまいち分からないのですが、猟奇殺人者・木原坂の事件の真相を追っている主人公。

 

木原坂雄大:猟奇殺人事件の容疑者。2人の女性を殺害したらしい。

 

木原坂朱里:雄大のねーちゃん。

 

百合子:記者の婚約者

 

亜希子:焼死した人。目に障害がある人。

 

【所感】

なんかいろんなところに謎が仕掛けられてたりするみたいなので、1回読んだだけでは読解するのは難しいんじゃないかなと。

 

なんとなく2回目読んで、ある程度のストーリーが理解できるようになって、3回目読んだときに各々の仕掛けをより深く理解していくって感じでしょうか。

 

まー、最初から最後まで暗いテンポで進んでいったのですが、たぶん好きな人は好きな内容だなと思いました。

 

自分には10年早かったっす!

 

イニシャル「M・M」と「J・I」はいったい誰のことを指してるのだろうか??

 

MMは木原坂雄大、JIは吉本亜希子のことを指すらしいです。

 

最初に答えの伏線を貼られているところがなんかすごいなって・・

 

 

う~、難しい!

 

【中村文則さん作品の過去の読書感想文】

   

 

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