山本甲士さんの「がんこスーパー」を読み終わりました。
山本甲士さんの作品は「ひかりの魔女」に続いて3作品目の読了です。
なんとなく「ひなた弁当」と同じような展開で、しかもなんかうまく物事が運びすぎてないか?!
という突っ込みをいれてしまいそうになりますが、分かりやすいストーリーなので読みやすかったです。
【主な登場人物】
青葉一成:主人公。リストラに遭いかけたときに、自ら転職を決意することになったのですが見事に梯子を外されて、弱小スーパーに派遣された悲惨な中年男。
真鶴:一成の住んでる家のお隣さんでおばあちゃん。80歳代の高齢ではあるが何かと世話を焼いてくれる人。
小文字:珍しい苗字のやつ。商品の発注をアナログではなく、統計的なデータをベースにするべきだと提案した切れ者。統計?!いま、日本中を騒がせてるキーワードですなw
吉野:弱小スーパーの店長。最初は一成のやることに対して否定的であったり懐疑的やったけど成果が出始めたことで対応も変わった人。
【所感】
主人公の一成は怒ったり興奮したりすると博多弁が出るみたいなので、まるで「ろくでなしブルース」の前田大尊みたいやと思ってりまったり。
まー、冒頭に物事がうまく運びすぎなんじゃないかとは書いたものと、その前には憂き目にあってるわけやし、弱小スーパーに派遣されてからも色々と苦労はしているみたいなので、本当は文章としては載ってないけど、苦しいこともたくさんあったんやろうなと思います。
辛いことがあったとしても、落ち込むだけで終わるんじゃなくて、しっかりと前を向いて行動をしていくこと。そして信念を曲げないこと。そうすればおのずと周りも協力的になっていって物事がうまく進んでいくんでしょうね。
【過去の山本甲士さんの作品の読書感想文】
↓ひなた弁当
↓ひかりの魔女
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