藤岡陽子さんの「金の角持つ子どもたち」を読み終わりました。
久しぶりに藤岡陽子さんの作品に触れましたが、やっぱり内容がとてもあたたかい!
今回は小学生の男の子が中学受験をするという話なのですが、もう読んでる途中から、主人公の俊介くんを応援しまくりですよ。
物語は、俊介くんが今まで頑張っていたサッカーで、代表に選ばれなかったことから始まります。
てっきりサッカーに対しての挫折から再びサッカーをやるために立ち直っていく姿がえがかれていくのかなと思っていたら、中学受験を目指すという展開になっていくのです。
その動機というのが、俊介の妹の病気を治したいという思いからなんです。自分が原因で、、、という負い目からきているのですが、それが健気に感じるのです。
そして、中学受験のために塾に通うのですが、その塾での先生や仲間との出会いがまた俊介くんにとってはすごくプラスになるんですよね。
加地先生という人が本当に生徒想いで、とても親身になってくれるのです。
親身になるという言葉も足りないくらい愛情がたっぷりといいますか、自分もこんな先生に出会えたら良かったなと思える先生なんですよね。
と言っても、自分も小中高とで、先生にはとても恵まれましたけどね!
受験は自分も高校受験と大学受験と、公務員試験を経験したことありますが、なかなかハードな戦いでした。
合格することも大事ですが、今になって思うのは受験で頑張ることが重要なんじゃないかなと。
そして、たとえ成績が落ちたり不合格になったとしても、そこからめげずにがんばっていく姿勢も重要かなとも思います。
俊介くんには受かって欲しいという想いで読んでいましたが。
結果をみたときは何度か読み返してしまいました。
まじか。。
そして、最後は本当に感動をしました。
俊介くんには勉強をさせてもらいました。
自分もがんばろ!!
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