椰月美智子/しずかな日々

読書感想文

椰月美智子さんの「しずかな日々」を読み終わりました。

 

椰月美智子さんの本はこれで6冊目の読了になります。

 

今回は小学5年生の男の子の話。

ニックネームえだいちくん。

 

なんとなく自分の小学生の頃の境遇にも似てるような気がしたのでえだいちくんに感情移入もしやすかったです。

 

ちなみにこの本の表紙の写真は本城直季さんが撮影したものでした。

先日、本城直季さんの写真展にも行ったので、こんなところからもこの作品に親近感を持つことが出来ました。

 

押野という友達をきっかけとして、色んな世界観がえだいちくんに広がっていくのです。

同じ草野球のチームで遊んでる姿とかほんと懐かしい想いにも浸れましたよ。

 

そんな友達の輪が広がっている中、お母さんの都合もあって引っ越しをしないといけないことになるのです。

せっかく友達も出来て楽しい日々を過ごしていたえだいちくんには辛い選択ですよね。

 

学校の先生にも話を聞いてもらったりで、結局はおじいちゃんの家で暮らすことで転校はしなくていいことになるんです。

代わりにお母さんとは離ればなれの生活にはなってしまうのですが。

 

この時期がえだいちくんにとっては人生の分岐点になるわけなんですが、小学生の5年生とか6年生のときってそういうタイミングだったりしますよね。

 

自分も振り返ってみて、あのとき別の選択をしていたらどうなっていただろうか?とふと考えることもあります。

 

きっとえだいちくんにとっては押野くんとの運命の出会いがあったことは本当に良かったと思う。

 

今回の話もすごく感動も出来て良かったです!

 

 

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