宗田理さんの「ぼくらの七日間戦争」を読み終わりました。
くぅ〜、懐かしい!
昭和60年の作品だから、35年くらい前になるのかな?
当時はこの本の登場人物がけっこう近い年齢だったこともあって、自分の人生においてもっとも影響を受けた本の一つと言っても過言ではないです。
ページめくっていくうちに、おぉ!
懐かしいキャラ!
みたいな感じになって、ちょいと痺れました!
中学生が夏休みに荒川の河川敷で立て籠って大人に対して自分たちの主張をするわけなんやけど、なんかこの頃はこういった感じで良くも悪くも子供は元気やったよなぁ。
菊池と相原を中心としてクラスメイトがみんなで立てこもるんやけど、それがなんか仲間意識というか読んでてワクワクする要素やったりもするんです。
そもそも秘密基地みたいなところって子供心に憧れがあったりするしね。
しかも、そんなところで普段話をしないクラスメイトたちと話を出来るとなると、読んでるだけでもワクワクです。
登場人物の中で自分はどのキャラに当てはまるかなとか考えたりしてたなぁ。
にしても、やっぱ30年以上前の本ということもあって、死語と呼ばれる古い言葉があったり、今じゃ表現出来ないようなセリフがあったりで、そう言った面からも楽しめました。
それに、子供の時に読んだときと、大人になったいま読んだのだと感想は変わってくるかなと思ったけど、これこそまさに童心に戻れた感じがして、変わらない感想を抱くことが出来ました。
他の本は大抵、子供の心情を表してたりするときに、ホントに子供がそこまで考えて思考するか?
って疑問に思うケースがたくさんあるけど、この本に出てくる子供は本当に子供の発想をしている感じがするんですよね。
連合赤軍的な歴史的な一面もあったりで、その部分は子供の頃はわかってなかったけど、今となっては立てこもりということにそういう繋がりがあったのかな?
とか変に勘ぐったり。
何はともあれ、最後のシーンは感動しましたね。
やっぱ宗田理さんの作品はいついかなる時もオモロい!
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