東野圭吾/クスノキの番人

読書感想文

東野圭吾さんの「クスノキの番人」を読み終わりました。

 

東野圭吾さんの作品は「超・殺人事件」に続いて67作品目の読了です。

 

久しぶりの新刊で本屋で見かけた瞬間に購入を決定!

 

その木に祈れば、願いが叶うというクスノキを軸としたお話。

 

新月と満月の夜しか祈念できないとかいう制約もあるけど、誰かの死を願うこともできるといった物騒なお願いも可能である一方では、願いが叶わないこともあるという面もあったり。

 

なかなか面白い設定ですね。

 

主な登場人物

玲斗:主人公。働いてたところで盗みをしたことで捕まったが、叔母さんの助けもあって出所することが出来た。

 

千舟:玲斗の叔母さん。玲斗にクスノキの番人をするように指示をした。

 

優美:玲斗が好きになった女の子。父ちゃんが浮気してるんじゃないかという疑念を抱いている。

 

所感

まー、主人公の玲斗は職場に恵まれてないのか色んなところでトラブルに巻き込まれていたわけです。

 

玲斗が悪いわけではなく不幸が向こうからやってくるみたいな。

 

そんなとき、千舟から声をかけられて、その木に祈れば願いが叶うというクスノキの番人をするように指示を受けるわけなんです。

 

おぉ、これだけでなんか面白そうな予感!

 

そもそもクスノキというのは暖かい地域で生息しているものでご神木として人々の神木の対象となることが多いそうです。

 

たしかに神社とかいったときに大きな木を見たときは何か神秘的なものを感じたりしますもんね。

 

今回の話はそんなクスノキを題材にはしているのですが、辻村深月さんの「ツナグ」みたいなストーリーかと思いきやそんな感じでもなく、なんとなく淡々と話が進んでいったような気がします。

 

ということもあって、ページボリュームの割にはあんまり伝わってくるものがなかったような気がします。

 

ちょっと期待値が大きすぎたのかも。

 

でも、きっと3年後とか映画化されるんだろうなとも思うので、映像でみたらまた違った感想になるのかも。

 

ということで今回はこの辺で。

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