山本幸久/店長がいっぱい

読書感想文

山本幸久さんの「店長がいっぱい」を読みました。

 

山本幸久さんの作品は初めて読むので作者がどんな人かを簡単に調べてみました。

 

1966年に東京で生まれたみたいです。53歳になるんですかね。

 

2003年に「笑う招き猫(アカコとヒトミと)」でデビューをしたみたいです。

 

作風は明るくてユーモラスな感じのものが多いんですかね。

 

今回の「店長がいっぱい」は2014年に世に出たみたいです。

 

他人丼」をキーにした7作品からなる短編小説です。

 

それぞれの話に登場してくる店長たちの喜怒哀楽の物語。

 

面白そう!

 

てか、他人丼が食べたくなってきた。。

 

 

 

主な登場人物

第1話:松を飾る、穴山浩輔

なんかこの話が一番自分にとっては親近感を持てる内容だったかも。

 

元々、エリートサラリーマンとして頑張ってたけど、家の都合もあったりで退職をして、そのあとは実家を継いだもののうまくいかずに「友々家」の店長になったという経緯。

 

なんとなくやりきれないなと思ってた時に元部下がやってきたわけで、面倒な展開に。

色んな思いはあるにしろかたち上でも元部下が慕ってきてくれてるのにもっと喜んでもいいと思うのに逆に面倒に思うところがちょいと面白かったです。

 

 

第2話:雪に舞う、由利真野香

これもまた、あるあるなお話。渋谷の方で働く20代の女店長。

任された店舗でお局的な人がいて、この人がいるがために他の社員がどんどんとやめていくという話。この人は他人には厳しいけど自分にはもっと厳しい人らしい。まあ、コミュニケーションをとればわかってもらえるのかもやけど、それがなかなかうまくいかないもんなんですけどね・・

 

分かる!

 

 

 

第3話:背中に語る、海野陸夫

22歳の若店長。

お店には年配の従業員ばっかりという若者にとっては運営しづらい環境。

でも、それでもなんかうまいことやってるなとは思いました。

 

 

 

第5話:夢から醒めた夢、沢渡佐助

とばっちりを受けて遠い南の島に左遷をされた男の話。

そしてその国で変な怪しげな老人にからまれて面倒な展開に。

だが、この人は実は日本人らしくて、、

 

 

 

第7話:寄り添い、笑う、真田あさぎ

今のダメ社長と思われてる人のおかあちゃんがこの真田あさぎさんなんよね。

 

まぁ、最後の余章のところを読むと家族の絆を感じれて、それはそれで良かったような気がする。

 

 

本当は辛い話なのかもやけど、全体的に面白おかしく書かれてる感じがして面白かったです!

 

 





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