地下の鳩を読み終えました。
西加奈子さんの作品です。
西加奈子さんの作品は「うつくしい人」に続いて9作品目です。
なんか、このブログを始めてから西加奈子さん比率が高くなったような気がする!
だって面白いんだもの。
面白いというか、懐かしい感じがするってのが正しいのかも。
今回は短編が2作品からなってましたが、いずれも夜のお水の世界が舞台になってました。
大阪の夜の世界は知らないけど、なんとなく想像つくからイメージしやすかったばい。
【登場人物】
吉田:主人公?40歳の男性。見栄っ張りでカッコつけな奴で残念な奴。
みさを:吉田が好きな女。THE大阪の女って感じの人。惚れてまいそうやわ。
みみぃ:おかま
【所感】
短編小説やからなかなか書きづらいところではありますが、1部の方だけ。
吉田っ!頑張れよ!
なんなんやろうか、この勘違いな見栄っ張り野郎は!
学生時代とか、昔モテていた人はこんな残念な感じになるんやろうか。
いや、単に吉田が大人になりきれてないだけか。
てか、評価は二つ目のタイムカプセルという話の方が高そう。
まー、それはいいとして。
みさをは素人っぽい感じはあるものの立派なチーママ。
チーママってなんか応援したくなる。
みさをはこのダメンズの吉田を愛おしく思ってしまうんやけど、この感覚がなかなかワカラナイ。
そこは吉田のモテる技がなせるところか。
でも、なんか登場人物一人一人が人間臭い感じがしていいですね。
とくに大阪の人間だけにより一層そう感じる。
寂しい気持ちもありつつもなんだかんだでみんな必死に生きてるって感じがする部分は共感が持てるかも。
まぁ、今日はこの辺で。
次は検察側の罪人を読むぞ!
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