周木律/不死症

読書感想文

周期律さんの「不死症(アンデッド)」を読みました。

 

周木律さんの作品は「Fukushima50」に続いて3作品目の読了です。

 

「Fukushima50」とは毛色が全く違ってて、今回はゾンビ系のお話。

 

これは面白そう!

 

ゾンビ系は映像ではよく見るけど、本で読むとどんな感じになるんだろうと思って購入をしました。

 

 

主な登場人物

泉夏樹:主人公。28歳の女性で、どこぞの研修所のお偉い研究者

 

黒崎信:夏樹と同じ研究所に努める人。

 

蝉塚英治:研究所で働いている初老の人。

 

小室井:友達が少なそうな嫌な奴。案の定、真っ先にゾンビの餌食になってしまう。

 

 

所感

こういうゾンビ系のお話はハラハラしてやっぱ面白いですね!

映像で見るのも好きですが、本で読んでも面白かったです。

 

むしろ本の方が、想像力を膨らませることで臨場感を感じることが出来たかも。

 

まあ、なんとなく都合のいい展開が多かったりもしたけど、それはそれで分かりやすくて良かったかな。

 

主人公の夏樹の研究が元で事故が発生したことで、ゾンビがうようよと出てくることになるわけなんですよね。

 

肝心かなめの夏樹は記憶喪失になってしまったことで、なぜこんな事態になったのかを分かっていないところから話はスタート。

 

途中で信との恋愛があったり、紆余曲折はあったけどもうちょっと残酷で怖い展開を期待していたから少し残念な感じでした。

 

もし、自分がこういうゾンビの群衆の中に放り込まれたらどう行動するかな?と思いながら読んでたのですが、おそらくは真っ先に逃げ出すと思う。そして、真っ先にゾンビにやられて終わってしまうパターンの奴になるんやろうなw

 

みたいなことも想像したりしてました。

 

不死の薬を求めた結果で、こういうことが起こったということやけど、不老不死は昔はいいなと思ってだけど、今はむしろ厄介でイヤやなと思うようになりました。

 

今回の本はあっという間に読み終わったけど、次も怖い感じの話を読もうと思います。

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