恩田陸さんの「スキマワラシ」を読み終わりました。
恩田陸さんの作品は「歩道橋シネマ」に続いて16作品目の読了です。
ちょっとした霊的なというか、この夏の時期にふさわしい不思議な内容のお話です。
座敷童ならぬスキマワラシ。
調布に住む自分としてはゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪を浮かべてしまうのですが、本の表紙を居る限りだとそうでもなさそう。
主な登場人物
サンタ:主人公。モノに触れることで、そのモノにまつわるエピソードを感じることが出来る能力を持っている。サイコメトラーみたいやん。
タロウ:サンタの実の兄。ふすまの引手の部分が好きとかちょいと変わった性格をしている。
ハナコ:実はタロウとハナコの間にいた女きょうだいなのではないかという疑惑がある。
ジロー:タロウとサンタが飼っていた犬。
所感
サンタとタロウの2人の兄弟が織りなす不思議なお話でした。
こういう系の話はあんまり好きではないのですが、このスキマワラシはすごく読みやすくて楽しく読めました。
読みやすい本と読みにくい本の違いって、一つ一つの描写が丁寧かどうかの違いなんでしょうね。
恩田さんや宮部みゆきさんの本はそこらへんがすごく丁寧に書かれているので、だからこそ読みやすいんでしょうね。
自分のこの読書感想文もそう言った意味では雑な感想文になってると思うので反省です!
タロウとサンタ。
サンタだけに、実はこの2人の間にはもう一人きょうだいがいたのではないか?
スキマワラシは最初はサンタにしか見えなかったけど、時期にタロウも見えるようになったんです。
スキマワラシは女の子っぽい。
スキマワラシがそのタロウとサンタのきょうだいなのでは?
もしくは話の途中で出てくるハナコがそうなんか?
もしくはスキマワラシとハナコは同一人物なのか?
色んな疑問を持ちつつ次に次にと読み進めたくなる感じで興味がそそられるんです。
なんかまさに夏の読書感想文の題材にしてもいいんじゃないかといった内容でした。
どうでもいい話ですが、最近、ホラー系の話や映画ばかりを見ていることもあってよく怖い夢を見るようになりました。
まっ、夏やしいいでしょ!
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