周木律/フクシマフィフティ

読書感想文

周木律さんの「フクシマフィフティ」を読み終わりました。

 

周木律さんの本は初読了です。

 

あの東日本大震災から約10年が経とうとしてるんですね。

 

今年は新型コロナウィルスの影響もあって、3・11という日を振り返ることもなく終わった感じがありましたが、この本を通してあの日のこと、あの日以降のことを振り返りながら読んでいこうと思いました。

 

自分は今までは阪神淡路大震災と、今回の東日本大震災の2回経験したけども、やっぱり地震に対しての恐怖というのは植え付けられた感じはしますね。

 

メルトダウンって言葉は、シムシティというゲームの中の世界であったり、ソ連時代のチェルノブイリで起きた遠い国の話だと思ってたけど、まさか日本で起きるなんて思わなかったです。

 

この時の首相は菅直人さんでしたね。

 

主な登場人物

伊崎:主人公。福島の原発で働く直長さん。

 

吉田:いつも怒っていて強面っぽいイメージあり。福島原発の所長さんでお偉いさん。

 

所感

これは真実の物語なんですよね。

 

それだけにやっぱり一つ一つの物事がすごく生々しく感じました。

 

誰もがまさかこんなことになるとは想像もしてなかった世界ではあるけど、真実なんですもんね。

 

 

危機管理が足りて無かったんじゃないかとよく批判する人がいるけど、やっぱこんなことが起きるなんて想像もつかないですよ。

 

批判してるヒマがあったら、起きた出来事に対してどう対応をしていくのか考えた方がよっぽどいいと思う。

 

そして、この物語の登場人物は見えないところで命をかけて戦ってくれてるんですよね。

 

しかも私利私欲はなくて、あくまでもみんなのために。

 

一方では一国の総理はまさに私利私欲の思考回路が優先してしまってるというなんとも皮肉な展開に。

 

毎年、国内のどこかには旅行には行きたいなと思ってて昨年は仙台を予定していたのですが、プライベートがバタバタで行けず。

 

今年も行くのは難しそうではあるけど、いつの日か福島へも旅行に行きたいな!

 

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