今村昌弘/屍人荘の殺人

読書感想文

今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」を読み終わりました。

 

今村昌弘さんの作品は初読了です。

 

いま、映画で話題になってることと、マンガで出てるのを読んだことがあったので

小説でも読んでみたくて購入しました。

 

個人的にゾンビ系のものって好きだったりするので、思ってる内容とは違ってましたが、面白かったですね。

 

読んでるときは、この作品は本当にゾンビ系なのか?殺人事件ものなのか?といった疑問をもちながら読み進めました。

 

主な登場人物

葉村:主人公。明智という先輩の助手になったり、比留子という頭の切れる女の子に気に入られたりと、人としての魅力はあるっぽい。

 

比留子:頭はいいけど、話口調などどこかとっつきづらいところあり。でも実は意外と繊細で傷つきやすかったりする。

 

明智:自称に近い形の探偵さん。色んな事件に首を突っ込みたくなる性癖あり。ただ、実際にいくつか事件は解決したことあり。

 

高木:気が強い女性で、後輩の静原(女性)を可愛がっている。

 

静原:高木とは対照的におっとりとした感じの女の子。

 

所感

大学のサークルで合宿みたいな形で、毎年とある場所(紫湛荘)で男女何人かが集まって肝試しをすることになってるのですが、そこで殺人事件が発生。

 

なんか青春してるなと思ってた矢先にさっきまで一緒にいた人が殺されるわけやから、それはパニックにもなりますよね。

 

しかもゾンビがウヨウヨと出てくる状況。

 

犯人は本当にゾンビなのか??

 

でも明智であったり、比留子であったり探偵っぽい人がいるので、きっとゾンビを犯人に見立てた上での殺人事件かと思いきや、そもそもの明智は比較的、最初の方でいなくなってしまうし、ビックリ。

 

まあ、結果は自分個人としては初めて見るオチでしたが、多少雑なような気がしなくもないかな。

 

でも、読んでる最中はぐいぐいと先を読みたいという衝動に駆られてしまった感は否めないのでそういった意味では面白かったと思います。

 

それにしても明智の役割ってなんやったんやろうかw

 

てっきり主人公に近い立ち位置かと思いきや、完全なる脇役に終わってるし。

 

てか、この「屍人荘の殺人」は今村昌弘さんのデビュー作やったんですね。

 

今後にも期待です!

 

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