朝倉かすみさんの「ぼくとおれ」を読み終わりました。
朝倉かすみさんの作品は初読了です。
帯にあった、「同じ日に生まれた40男」という文字に興味をそそられての購入です。
登場人物の年代も近いし共感もてるかな?
なんとなく自分の世代って、親はイケイケでものすごくどっしりと構えてて、そして自分の世代ひそれに振り回されてる印象があります。
主な登場人物
栄人:主人公。お母ちゃんはちゃきちゃきした人だが、栄人自身はなんとなくのんびりした性格の人。
「ぼく」の方。
拓郎:もう1人の主人公で、「おれ」の方。バツイチではあるが、鉄道会社にも勤めてて安定した収入や、家も持ってるのでthe勝ち組ってやつ。
相野谷:栄人が働いてるところのオーナーさん。女性関係がちょいとヤンチャな部分あり。
ちえり:拓郎の再婚相手の女性。相野谷の店で働いててチャキチャキでイケイケな性格をしている。
所感
実際には自分より5つ上の世代の栄人と拓郎。
栄人は待ちの姿勢で、拓郎は攻めの姿勢って感じで対照的な2人です。
2人の過去のエピソードも交えて過去から現在までの話が進んでわけですが、巻中にその年に世の中では何が起こったのかと、その年の紅白歌合戦の情報があったので自分もそのときに何をしてたのかなと思い出しながら読んでました。
紅白歌合戦の情報も出してるけど、それがまた自分自身の過去のことを思い出させる材料になってくるんですよね。
あの時は、確かにあんな歌やこんな歌が流行ってたなっ!
てね。
この物語は特に何かを成し遂げとうとか目的があるわけではなくて、何気ない2人の男の半生を書き綴ったものではあるけど、こういうのってたまに読むのもいいですね。
自分の人生の転期はいつやったのかな?
小学5年生の時
中学2年生の時
大学に入ったあとの1ヶ月
大阪から東京に上京してきたとき
う〜ん、、
振り返ればいっぱいありますね!
コメント