成田名璃子/今日は心のおそうじ日和

読書感想文

成田名璃子さんの「今日は心のおそうじ日和」を読み終わりましたので読書感想文を書きます。

 

成田名璃子さんの作品は「咲見庵三姉妹の失恋」に続いて7作品目の読了です。

 

本屋さんで見つけて、新作が出てたんや!と迷うことなく即買いしました。

 

 

主な登場人物

涼子:主人公。旦那に離婚を告げられ娘を1人つれて実家に帰ることに。ただ、その実家でも居場所がなくて辛い状況に。

 

山丘周三郎:有名な小説家さん。けっこうな堅物ではあるが、根はやさしそう。奥さんとお子様を亡くしたという辛い過去あり。

 

美空:涼子の1人娘。小さな子供ながらにしっかりとしていて、空気感を読んでの行動も出来る子。

 

 

所感

いきなり、旦那に離婚を告げられて、しかもそれが旦那の方の浮気が原因でってなったときに、涼子も相当にテンパったやろうし、しかもやりきれない怒りもあったやろうし、そこからどう立ち直っていくのか?

 

しかも、実家に帰ったはいいものの、実家なはずなのに居心地が悪い。

しかもしかも、実家のまわりの人たちの視線も気になるところ。

 

 

子供の前ではなかなか辛い姿も見せられないやろうし、想像以上に大変な境遇になってしまうわけやけど、さすがそこは母の強さなんですかね。

 

なんとかしないといけない!

 

という強い気持ちが周りにいいふうに影響を与えていったんだと思う。

 

そこに娘の美空のサポートもあったりして、だんだんと前を向いていけるようになるわけなんです。

美空の一押しがなかったら前に進めなかったんじゃないかと思う。

 

やっぱこういう頑張ってる姿をみると読んでて応援したくなりますね。

 

堅物の先生ともなんとかうまくやりとりが出来るようになって、先生もどんどんと心を開いていくようになってきてで、良かったです。

 

どんなに辛い状況になったとしても、人と接することで助けてくれる人も出てくるやろうし、自分自身も強くなれるんやろうなと思いました。

 

この本を読んで帯にもある通り、「明日への元気」をもらった感じがしました!

 

余談ですが、成田名璃子さんの作品の中で、有名な「東京すみっこごはん」シリーズがあって、成田さん自身が家事とか得意なのかなと思ってたのですが、実は家事が嫌いなんだとか。

 

最後にビックリさせられましたw

 

 



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