小川一水/天冥の標 ジャイアント・アーク1

読書感想文

天冥の標 ジャイアント・アーク1を読み終えました。

 

これで天冥の標シリーズもついに10冊目が終わりました!

 

今までこんなにも一つのシリーズで何冊も読んだことがなかったので、なんか不思議な感じです。

 

前回の「宿怨」は、ミヒルが暴走をして、もう取り返しがつかない感じで突き進んでいったけど、今回はその流れとは違った方向にいきそうな予感もあったり。

 

そもそも、今回の7巻の本のタイトルにもなってる、「ジャイアント・アーク」ってなんなんやろうか?

 

 

主な登場人物

イサリ:ミヒルという暴走している妹がいる。イサリ自身はなんとかその流れを変えたいと願っている。

 

シトー:非染者に会うためにイサリと同行をしているやつ。

 

カドム:イサリが好きやったアイネイア・セアキの子孫がこのセアキ・カドム。

 

 

所感

なんかフェロシアンっていう怪物になってしまったイサリ。

 

妹のミヒルの暴走を止めるために動いていくわけやけど、イサリだけじゃなくて他にも暴走を止めたいと思ってたやつがいたわけなんですよね、きっと。

 

にしてもミヒルはねーちゃんであるイサリのことを冷凍保存してたってエゲツないことをしよるわ。

 

驚きなのが、いきなり1巻の時代の2800年に話が進んだこと!

 

そうなんですよ!

 

あの怪物のイサリが、この愛くるしいイサリなんですよね!

 

いや〜、点と点が線になっていく感覚がすごい!

 

先に未来のことを知ってて、そのあとに過去からその未来に向けて話が進んでいくという設定もなかなか面白いものですね。

 

年代も第1巻のときに戻ってきたわけで、イサリからすると目覚めたらいきなり300年後なわけでびっくりですよね。

 

しかも、妹のミヒルは暴走確変継続中なんですよね。

 

絶望な気持ちになってしまいますよ。

 

なんかもうあとは流れるがままにいくしかないのかもしれない。

 

ジャイアントアークの単語の意味が分からず仕舞いやったけど、後篇になると判明するのかな?

 

 

後篇はカヨがキーを握っていきそうな予感を秘めつつ、次巻も読み進めていきます!

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