小川一水さんの「天冥の標メニーメニーシープ下巻」を読み終えました。
いきなり他の星に50年かけてでも移ろうぜ!
っていう会話が繰り広げられている。
しかも、いま住んでる人たちを犠牲にして。
どうなることやら、、
主な登場人物
ライサ・ザリーチェ:軍事警察総監という肩書きのお偉いさん。男を統べることが趣味なのか、なかなかの肉食女子。しかも美貌ときたもんだ。
ラゴス:アンドロイドではあるが、にかなかのプレイボーイな男。羨ましい限りです。
キャスラン:海の一統の艦長。アクリラの父ちゃん。偉そうな雰囲気がぷんぷん漂っている。
イサリ:今回の巻でのキーになりそう。人間ではないのだが、どこかのお偉いさんで主族だったとか。
ちなみにカドムにゾッコンラブらしい。
所感
上巻のときもそうやったけど、なんかエロいシーンがちょくちょくあって、しかも妙に生々しい。
これもストーリーに影響してるんやろうか?
キャスランから提示された疑問。
いま、住んでて思ってたところが実は思ってたところとちがうんじゃいか?
という話もありつつ、一方の話の展開ではカドムが捕らえられてしまった!
しかもイサリに。
さらにもう一方の話の展開では、若造のユレイン三世が妙にてんぱってるし。
いろんなところで問題が勃発をしていて大賑わい!
まさにカオス状態です。
そしてそうこうしてるうちにセナーセーが軍警によって陥落させられてしまい、そしてキャスランは処刑されてしまったし。
領主(レクター)はいつ、シェパード号を動かすのか!?
キャスランの息子のアクリラは親父の仇を討とうと血気盛んになってきてる!
ノルルスカインというやつ曰く、カドムとイサリのつながりに極めて重要なことが隠されているとのこと。
イサリ曰く、甲板長(ボースン)からシェパード号を奪うとカドムたちが危なくなるらしい。
どういうことなんだろう?
謎がどんどんと積み重なっていくだぎゃ。
そしてユレインの私利私欲を嫌ってエランカが新しい政治機構のトップになることを決意する!
ユレインvsエランカとアクリラ
そしてとうとうアクリラがユレインを捉える!
ってなんか実況中継みたいな感じになってしまったけど、、
父ちゃんの仇だったら、すぐにでも倒せばいいのに裁判にかけて対応するといったあたり、アクリラは精神的にも立派な大人なんだと感心です。
ユレインはシェパード号で逃げるつもりではなくて、みんなのためを思って節電とかをしていたと釈明してるんやけど、きっとこれは真実なんやろうね。
あのユレインの苦悩を思えばですが。
何だかんだでメニーメニーシップの上下巻を読み終わりました。
SF系の小説はあんまり読んだことはないのですが、この前に読んだ怨讐星域もそうやったように読み進めていくうちにイメージも沸いてきてどんどんと面白くなっていく!
さー、つぎの2巻目も楽しみでございます!
【過去の天冥の標の読書感想分】
↓天冥の標メニーメニーシープ下巻
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