恩田陸/六番目の小夜子

読書感想文

恩田陸さんの「六番目の小夜子」を読み終わりました。

 

恩田陸さんのデビュー作だそうです。

 

ホラー?不思議な話?

冒頭から興味を引き付ける内容でした。

 

 

主な登場人物

津村沙世子:高校3年生の時に神戸から転向をしてきた人で、めっちゃ頭はいいが、不思議な不気味なオーラを出している。

 

雅子:主人公。由紀夫に恋をしている。由紀夫も雅子のことが好き?

 

関根秋:頭のいいキーマンとなる人物。

 

所感

3年に1回、誰かがサヨコという役回りをすることになっているという不思議な学校が舞台になっています。サヨコはまるで人狼ゲームみたいなイメージになるのかな?この学校は進学校みたいで、サヨコを出すことがいい大学に受かるためのゲン担ぎみたいな要素も含まれているんだとか。

 

このサヨコというのは一子相伝みたいな感じで、下の学年の者にバトンを渡されていくわけやけど、三番目のサヨコは由紀夫の友達の秋のお兄ちゃんがやっていたらしい。ということは、男女どちらでもいいってことなんですよね。

 

ちなみに四番目のサヨコはノイローゼになってしまったみたいで、五番目のサヨコは無言のサヨコと呼ばれていたんだとか。

 

なんかホラーというよりは不気味な世界観って印象を受けました。

 

ワクワク感も感じることが出来ましたので、夏の読書の1冊って感じで良かったかもです。

 

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