三上延/江ノ島西浦写真館

読書感想文

三上延さんの「江ノ島西浦写真館」を読み終わりました。

 

三上延さんの作品は初めて読んだので作者がどんな人かを簡単に調べてみました。

 

ちなみに読み方は「みかみ えん」だそうです。

 

1971年に神奈川県の横浜市で生まれ、藤沢で育ったみたいです。

 

2002年に「ダークバイオレッツ」という作品でデビューしたそうで、「ビブリア古書堂の事件手帖(てちょう)」が代表作だそうです。

 

ビブリア古書堂の事件手帖」はちょうどいま、マンガレンタルで借りて読んでる最中だったので、「江ノ島西浦写真館」と若干、登場人物や話の内容が入り混じってしまい混乱してしまいました。

 

どちらの作品も古い写真館や古本屋を舞台としたミステリーな内容なのですが、ふわっとした雰囲気はありつつも楽しく読むことが出来ました。

 

 

【主な登場人物】

桂木繭:主人公。おばあちゃんが営んでいた写真館を整理するためにやってきたのだが、そこで見つかった写真をベースにいろんな謎を解いていくことになる。繭自身は普通の生活を送っているけど、繭のかーちゃんは破天荒そうな人。

 

秋孝:江ノ島に別荘をもつ医者の息子でボンボン。繭のおばあちゃんに写真館でお世話になっていたみたいだが、果たして繭と恋仲になるのかどうか。。

 

琉衣:繭が琉衣を撮った写真がきっかけで有名人になったけど、逆に繭がSNSに投稿した内容がきっかけで炎上をしてしまい行方不明に。

 

 

【所感】

繭も悪意なく琉衣を傷つけたりとなかなか悪いやつです。

 

しかもおそらくは面食い!

 

なぞは解けたかもやけど、なんかふわっとした感じですっきりしないのは気のせいでしょうか。

 

しかも、気持ちの悪い終わり方やったなぁ。

 

だれにどこでどういう風に感情移入をしていいのかもわからず終わったような気がします。

 

琉衣の話とかいっそのこともっと毒々しく終わってもよかったのでは?

 

もしくはもっと写真館に焦点を充てても良かったような気がします。

 

いずれにしろ、この本を読んだこともあって昨日(2/24)江ノ島・鎌倉方面に遊びに行ってきました。

 

小町通りの脇にある古書堂にも寄ったのですが、なんか情緒を感じれたの気がしました。

 

本を読むことでいろんなことを体験するうえで味付けがなされるような気がするので、やっぱり読書っていいなぁって思いました。

 

 

 

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