小川糸さんの「サーカスの夜に」を読み終えました。
小川糸さんの作品は「にじいろガーデン」に続いて3作品目です。
サーカスを題材にした内容は初めてでしたので新鮮でした。
なんか、小学生の図書館に置いてそうな本にある内容っぽくて、そういった意味では懐かしさもありって感じでしょうか笑
サーカスは一度でいいから行ってみたい!
本の中にも書いてたけど、サーカスの起源は何なんだろうと自分なりにもWikiで調べたのですが、古代ローマにおいて人間と猛獣の格闘に置いて使用された円形競技場(キルクス)とか諸々、諸説あるみたいですね。
サーカスと言えば、ゾウとかライオンが出てくるイメージがあるから、そうなのかなとも思います。
【主な登場人物】
主人公の少年:名前が出てきてないので匿名希望で!年齢は13歳で見た目から若く見られるみたい。
団長:こちらも名前は出てこない。人種や年齢、政治的信条などにこだわらないキャパの大きな人。ちょっと怖そうやけど。
コック:サーカスの仲間の中でコックの役割を担ってる。ワンピースでいうとサンジの役回り。女たらしではないが、節々で主人公にアドバイスをくれる人。
ナットー:綱渡りのスター選手。性転換をして女性になった。おいおい、別のサーカス団に移籍をしてズフラと名乗る。
グランマ:ちょくちょく名前は出てくるが、昔に主人公と一緒に暮らしていた人。主人公との関係性は微妙にナゾ。
【所感】
最初の方はフワッとした話の展開でしたが、話が進むにつれて方向性も分かってきて、かつすごく読みやすい内容でしたので、一瞬にして読了!
登場人物の中でコックもメインどころの1人である通り、料理という部分がキーワードの一つかも。
ペンギンを食べるくだりのところとか、ナットーとか登場人物の名前の由来にしてたりとか、そもそも冒頭の主人公とグランマとのやり取りであったりとか。
食べることは生きていく上で必要不可欠な要素ですもんね。
あと、生きていく上で必要不可欠なものとしては、「仲間や家族」でしょうか。
この点では、主人公は、懐の深い団長に教わっていくってことだと思います。
そして、「サーカス」というのも、重要なキーワードの一つかなと。
主人公にとって、サーカスは自分のやりたいことであって希望ですもんね。
ひとりぼっちの少年やったんやろうけど、自らサーカスの道に進んでいったことで、たくさんの仲間にも恵まれて幸せになれたことは読んでる自分までホッコリした気持ちになりました。
ワイも頑張らないと!
【小川糸さん作品の過去の読書感想文】
http://take-textbook.com/2018/09/12/にじいろガーデン-小川糸/
http://take-textbook.com/2018/08/27/ツバキ文具店-小川糸/
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