こうふくみどりのを読み終えました。
西加奈子さんの作品です。
西加奈子さんの作品は「うつくしい人」に続いて8作品目です。
関西色が出ててやっぱいいわ!
なんなんやろうか、この関西のあったかい感じは。
一風変わった人も多いけど、変に突き放すのではなくて、逆に受け入れる度量の大きさというのか、街全体がおバカなだけなのか。
大阪出身の自分としては懐かしさ満載でございます!
【登場人物】
みどり:主人公。女子中学生。おばあちゃん、お母さん、藍さんと女だらけで住んでる。
おばあちゃん:女だらけで住む中での家父長てきな存在。物語の中で暴力振るってたし!
藍:バツイチ子持ち。中学生の男の子と付き合ってるし!それで、おばあちゃんに殴られた!
コジマケン:犬って書いてケンと言うみたい。とうちゃんが、賭けに負けて犬になったとか。
【所感】
どうらや、この小説(文庫本)は二つの別々の物語で構成されてるみたい。
って、最後の方で分かったことなんやけど、途中まではずっとどこかで繋がっていくんやろなと思ってしまってた!
で、結局は二つの話は繋がらず。
そりゃ、違う話やから繋がらないのは当然なんだがなっ!
ちなみにもう一つの作品名は「あかの」というらしい。
この物語の年代は恐らくは自分とほぼ同じ年代やと思う。だから、読んでてどこか子供のころを思い出したりもしたなぁ。
みどりのちょっと逞しく生活は学生の頃に、みどりと出会ってたらきっとフォーリンラブやったと思う笑
サバサバとした性格で、ちょっと男っぽいところもあるけど、女だらけの中で育ってるからやっぱり女っぽいところもあったりするもんね。
話自体も本当は辛い環境やったりもするんかもやけど、そんなことは微塵も感じさせないくらいにサバサバとかつイキイキとしてる印象を受けた。
きっと作者の西加奈子さんの性格がこの物語にも反映されてるんやろなぁ。
にしても昨日(2018/9/4)の台風は本当に凄かったみたい。
大阪にある実家も被害を受けたみたいやし。
いろんなことが早く復旧すること願ってます。
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