てのひらの音符を読み終えました。
藤岡陽子さんの作品ですが、この人の作品は初めて読みました。
全体的になんか懐かしい感じとあったかい感じがしたのが印象として残りました。
【登場人物】
水樹:主人公。45歳の独身の女性でデザイナーさん
憲吾:水樹の同級生。恩師である先生の看病をしている
正浩:3兄弟の長男。のちに事故で亡くなる
信也:3兄弟の次男。水樹と同級生で水樹と相思相愛(めっちゃネタバレ!)
悠人:3兄弟の末っ子。発達障害をもってる。じじめっれっこ
遠子先生:水樹や憲吾、信也の担任の先生
【所感】
懐かしい感じを受けたのは小さい頃の貧しい環境?に共感を持てたからなのかな?
こういう風に小さいころから人のことを思いやれるっていうところが好き。
自分も小学生、中学生とあんまり物事は深くは考えてなかったけど、人のことはよく見ていたような気がする。
現在と過去の話が定期的に入れ替わってるのですが、なんの違和感もなくて自然な感じで話が流れていってたので読みやすかったです。
いじめであったり親がちょっと、、、って環境であったり
兄弟の死であったり、伝えたい思いも伝えられないであったりと
マイナスな要素が多いはずなのに、暗い話にはなってなくて優しい気持ちになれるところが
この作品のいいところだと思う。
また、この人の別の作品を読んでみよっと!
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