まさきとしかさんの「祝福の子供」を読み終わりました。
今年に入ってすっかりハマっているまさきとしさん。
今回も面白かったです。
まさきとしかさんの作風の特長だと思うのですが、冒頭に波乱を予感させるような文章から始まるのですが、それがまたこのあと読み進める話にどう絡んでいくのか?
という楽しみを与えてくれるんです。
母親が「子供が憎い!」みたいな感じが冒頭にありました。
つまりは母と子の関係性が今回の話のキーになってくるってことですね。
宝子という30歳代の女性が主人公で、突然父親が焼死したという一報を受けるわけです。
ただ、、20年も前に父親は亡くなってるはずなのになぜ!?!?
20年前に亡くなったというのは実は違ってた?
ちなみに、この宝子はバツイチなんですが、娘が1人いたのです。
その娘は父親の方で引き取られているのです。
残念なことに、宝子は、この娘に虐待をしていたという過去があり。
このことが今回の父親の死に何か関係がしてくるのか?
色んな事情が話を読み進めていくうちに、点と点が線になってつながっていくのが面白いんですよね。
ただ、なんとなく今回の話は微妙に尻つぼみに終わったような気がするのは気のせいでしょうか。。