中山七里/切り裂きジャックの告白

読書感想文

中山七里さんの「切り裂きジャックの告白」を読み終わりました。

 

冒頭から、かなりエグい描写で心折れそうでしたが、内容自体は面白そうだったのでそこらへんは踏ん張って読み進めました。

 

連続殺人鬼カエル男」を連想させる内容でしたね。

 

ランニングをしていた青年が、死体を発見するところから話はスタート。

 

その死体はなんと臓器が全部抜かれていたという猟奇的な殺人だったのです。

しかも、警察を挑発するかのように、警察署のすぐ近くでの犯行だったわけです。

 

この事件を担当するのが犬養という刑事さんです。

 

どうやら、この話は犬養シリーズの1つのようですね。

 

ちなみにこの犬養という刑事には入院をしている娘さんがいて、臓器の移植が必要なくらいに、状態は良くないみたいなんです。

 

「臓器」がこの話のテーマになっている感じですね。

 

今回の話の犠牲者は3人でしたが、すっかりと中山七里さんの作風を忘れていました。

 

そうです。

話の結末にどんでん返しが待っているのです。

 

今回もどんでん返しはあったもののある程度予期は出来るものでしたけど、それでもやっぱり驚きはありました。

 

切り裂きジャックっていうのはリアルな実際の世界で起こったことがあったのですね。

1888年にあったらしいのですが、ほんとに怖いですよね。

 

もし自分がターゲットになってるかもと想像するとうかつに外にも出歩けないし、家にいても

気が気じゃなくなりそう。。

 

小説の話の中だけにとどめておいて欲しいものです。

 

 

 

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