成田名璃子/ベンチウォーマーズ

読書感想文

成田名璃子さんの「ベンチウォーマーズ」を読み終わりました。

 

大好きな作家さんの成田さんの作品ですが、発売されたのは2014年なので約10年前です。

 

高校生が主人公のお話で、クラス対抗駅伝を題材にした内容です。

登場人物ごとに章が分かれているのですが、それぞれのキャラにスポットライトが当たっていいですね。その分、それぞれの登場人物への感情移入がしやすくなりますので。

 

自分の高校時代のことを思い出しながら、読んでいたのですが、自分自身は高校生の頃は勉強ばっかりしていて、青春とは無縁だったので、登場人物のことがうらやましかったです。

 

登場人物のみんなは一見、平凡な高校生なんやろうけど、それぞれの個性がうまく描かれているので、キャラ立ちしてました。

 

個人的には、裏表の激しい女の子がお気に入りです。

ああいうキャラってほんとにいそうだし、悪のあるところがいかんせん好きなのでw

 

で、いるんですよ。

嫌味な奴が。

 

ほんと、こういうやつってどこにでもいますね。

 

最後は、そいうと主人公の男の子が駅伝のアンカーで対決するわけです。

 

もし、自分がこの物語に参加できるのであれば、そいつが走っているときにでも

足をひっかけてやろうかと思っております。

 

って、自分の方がアカン奴ですね、、

 

やっぱ、成田さんの作る物語は暖かくて、読んでてほんわかする気持ちになれます。

面白かったです!