柚月裕子さんの「盤上の向日葵(上)」を読み終わりました。
柚月裕子さんの作品は「朽ちないサクラ」に続いて14作品目の読了です。
待ちに待った本でした!
しかも上下巻にまたがって話が展開されていくので、読み応えもありそうです。
タイトルにもある通り将棋を題材にしたお話で、将棋といえば藤井聡太さんが出てきたこともあって世間的にも注目されている業界なので、なおさら興味を惹かれます。
埼玉のとある場所で白骨死体が見つかって、そこに将棋の駒が寄り添うように置かれていたんですよね。
石破と佐野の2人の刑事がこの殺人事件に切り込んでいくわけなんですよね。
この石破という男がなかなかアクの強い面倒な刑事なんです。
柚月さんに出てくる刑事さん像って、アクの強い先輩刑事と、ちょいと繊細で優秀な若手刑事の2人が相棒として活躍していくのがパターンの一つとしてありますよね。
というところが、ドラマや映画化されやすいポイントなんでしょうね。
そして、もう一つの特徴としては2つの話が交互で展開されていくというもの。
一つは石破と佐野の2人の刑事が殺人事件の犯人を追及していくもの。
もう一つは父ちゃんに虐待を受けている将棋が好きな子どもの話。
まさか、この子供が殺人事件の犯人に繋がっていくということはないとは思いたいんやけど、、
この2つの話がどういう風に繋がっていくのかって楽しみ方もあるんです。
読みやすいということもあって、あっという間に上巻は読み終わりました。
まだまだ誰が犯人か分からないのですが、そもそもこの白骨死体が誰なのか?
早く下巻も読みたいな!
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