有川ひろ/アンマーとぼくら

読書感想文

有川ひろさんの「アンマーとぼくら」を読み終わりました。

 

有川ひろさんの作品は「ストーリーセラー」に続いて9作品目の読了です。

 

小学生の頃に母親をがんで亡くし、悪い意味で子供な性格の父ちゃんをもったリョウくんのお話。

しかも、その父ちゃんは母の最期も看取らなかったし、北海道にある思い出の家も売り払ったりと、ろくでもない男なのです。そして、晴子さんという新しいお母さんを紹介されたりと、繊細な年ごろの子供にはなかなか刺激の強い出来事ばっかりなんですよね。

 

主な登場人物

リョウ:主人公。小学生の頃のリョウと32歳の時のリョウである意味一人二役的に話は進んでいく。

 

 

晴子:リョウくんの新しいお母さん。リョウくんに対してかなり気を使っていたり、働きものだったりと頑張り屋さん。

 

所感

舞台は沖縄です。行ったことはないけど、沖縄と言えば南国で自由で、時間もゆっくりとしたところってイメージがあります。

 

出てくる登場人物は、みんな繊細なんですよね。てか、作者がその繊細な面を表現するのがきっと上手なんだと思います。

 

冒頭ではろくでもない父親だと思ってた人が実は本当は誰よりも繊細で、しかもある意味誰よりも子供なんですよね。そういったところが周りのものから好かれたりするんでしょうね。

とは言っても嫌いだと思う人もいると言えばいるのですが。

 

晴子さんとリョウの関係もなんだかんだでいいんですよね。

 

アンマーとはお母さんのことを言うらしいです。

 

最後の最後らへんで、主人公の名前もフルネームで出てきたときはちょいとビックリでしたw

 

 

う~ん、、、

 

すごくいいお話でした!

 

自分ももう少し父親と話をしたかったなぁ

 

って感慨深くもなりました。

 

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