阿部和重、伊坂幸太郎/キャプテンサンダーボルト

読書感想文

阿部和重さんと伊坂幸太郎さんの「キャプテンサンダーボルト」を読み終わりました。

 

こう言った共著の作品は初めて読みました。

 

なんかニュアンスとか話のもっていき方にズレがあったりして、共著というものには抵抗感があって、この本を読み始めるまで時間がかかってしまったのですが、食わず嫌いも良くないと思い読むことにしました。

 

伊坂幸太郎さんと言えば、最初の方で伏線を貼っていて、あとからどんどんと回収をしていくというスタンス。

 

だけにまさに最初から目が離せないのですが、今回はどんな展開が待っているのか楽しみです!

 

主な登場人物

井ノ原:結婚して子供もいるが、義理の親と折り合いが悪い。かつ家計も火の車状態。

 

相葉:井ノ原とは学生の頃からの友達で、野球部に所属をしていた。エースをしていたりスター性は兼ね備えてるのかも。ただ、AV関係でトラブルを抱えている。

 

 

所感

新型ウィルスの話が出てきた時には、まさに予言めいたことが書かれてるんじゃないかとドキっとしたり。

 

冒頭のやり手広告マンの隅田がバーで女性と会話するところから始まって、そこから本題に入っていくのですが、この冒頭の話が後々にどのように繋がっていくのか?

 

2人のお金に困ってる同級生の男が偶然に出会い、そしてお金のために危ない橋を渡ろうとするのですが、どうやら相葉というのはスター性はあるかもやけど、トラブルを引き起こす才能もあるみたいなんです。

 

もう嫌な予感しかしないけど、読者視点で言えばドキドキなわけです。

 

この2人の男が基本的に話の中心になってくるわけですが、阿部さんと伊坂さんの執筆の役割はわからないけど、勝手に阿部さんが相葉を、伊坂さんが井ノ原を書いたと想像しながら読んでました。

 

あ繋がりとい繋がりってだけなんですけどね笑

 

 

 

そして桃沢瞳という女性とポンセやらなんやらって名前の犬を含めたメンバーでお金を稼ぐためもあって行動を共にしていくわけです。

 

というところで前半が終わりました。

 

 

このまま一気に下巻も読みたいところですが、読むのも勿体無いような気がするのでどうしようか迷い中!

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