紙吹みつ葉/おいしい給食

読書感想文

紙吹みつ葉さんの「おいしい給食」を読み終わりました。

 

紙吹みつ葉さんの作品は「芝公園」に続いて2作品目の読了です。

 

題材が中学校の給食ってのがまた新鮮なテーマで楽しく読ませてもらいました。

 

給食をこよなく愛する甘利田先生。

 

そのライバルみたいな立ち位置で神野という生徒がいるんです。

 

この2人の静かな、そして内面では熱いバトルが給食を通して繰り広げられるわけです。

 

主な登場人物

甘利田:主人公。中学校の先生で給食が唯一の楽しみといっても過言ではないくらいの給食LOVEの先生。

 

神野:その甘利田先生のライバル的な立ち位置にいる、給食をこよなく愛する生徒。すごく工夫を凝らして給食をより一層美味しく食べる努力をしている。

 

 

所感

自分の小学生時代の頃を思い出しながら懐かしい気持ちになりながら読めました。

 

この本のように自分は中学では給食は無かったのですが、小学生の時は給食があって本当に楽しみにしていました。

 

たまに出てくる、揚げパンやムースというデザート、やきそばが好きでした。

 

牛乳は苦手だったなぁ。

 

梅干しは生まれて初めて給食で食べたのですが、あのときは相当に勇気を振り絞って梅干しを食べたことをふと思い出したり。

 

この本のテーマは「学校の給食」。

 

甘利田先生と神野くん。。お互いがライバルとして意識しているのです。

 

冷静に考えるとくだらない戦いではあるのですが、給食に対して双方にこだわりもあったり、真剣に考えてる姿勢をみると、すごく面白いバトルになってくるわけです。

 

そしていつしか2人の間には仲間意識も生まれてきたり!

 

「給食」というテーマでここまで壮大なストーリーを作れるのはすごいなと思いました。

 

思わず感動するような場面もありましたしね。

 

紙吹さんの次回作も期待です!

 

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