宮部みゆき/さよならの儀式

読書感想文

宮部みゆきさんの「さよならの儀式」を読み終えました。

 

宮部みゆきさんの作品は「昨日がなければ明日もない」に続いて10作品目の読了です。

 

ついに宮部みゆきさんの本も二桁の読了です!

 

今回はいくつかの話からなる短編集でしたが、どの話も奥が深いというか味がギュウギュウに詰まってるというか、とにかく面白かったです!

 

世にも奇妙な物語みたいな要素もありましたが。

 

さすが宮部みゆきさん!

 

母の法律

マザー法という虐待されてる児童を救済するという法律(架空のもの)のお話。

 

主人公は二葉という女性。

 

時事ネタってところなんでしょうけど、未だに虐待されてる児童がいるんですよね。

 

いっそのこと、虐待したやつは極刑にしてしまえばいいんですよ。

 

ってつい毒々しい発言をしてしまいました、、

 

 

戦闘員

おじいちゃんの話。

 

なんか20年後の自分の姿なんじゃないかと感覚的に思ってしまった!

 

街中にある監視カメラに敵対心をもやして、○○のために俺は戦うんだ!

 

みたいな姿が悲しくもあり、勇ましくもあり、、

 

複雑な心境になりました。

 

 

わたしとワタシ

45歳の女性がタイムスリップして、高校生だった頃の自分と出会い、口論したりとわちゃわちゃする話。

 

自分も今は42歳ですが、高校生やった頃の40歳代ってすごい大人なイメージがあったけど、いざ実際に自分がなってみると、まだまだ幼稚な部分あったり未熟に感じるんよなぁ。

 

高校生の自分がこういう姿をみるとどう感じるんやろう、、

 

 

こわっ!

 

 

さよならの儀式

今回の本のタイトルにもなってる話。

 

主人公はロボット技師さん。

 

ロボットに対しての感情の問題。

 

ペッパーくんとかますますロボットが人間に近づいてる感じもするし、いずれ現実の世界でもこの話と同じ問題提起がなされそうですね。

 

 

 

 

その他にもいくつか話はありましたが、どれも不思議なものばかりでした。

 

たまにはこういうパターンもありですね!

 



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