瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」を読み終えました。
瀬尾まいこさんの作品は「そして、バトンは渡された」に続いて3作品目の読了です。
自分の好きな「家族」を題材にしたお話です。
前回読んだ本もそうですが、瀬尾まいこさんの家族感は好きかも。
今回は冒頭で、いきなり父ちゃんが「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」という発言からスタート!
この発言からはどっちかいうとネガティブな感じは受けなくて、どんなことが起きるんやろうか!?
という期待感の方が高かったり。
どんな感じで進んで行くのか楽しみです!
主な登場人物
佐和子:主人公の高校生の女の子。家族の中では1番マトモか。大浦くんという将来の結婚も見据えた彼氏がいる。
直:佐和子のお兄ちゃん。頭も良くて運動神経も良くてモテるみたいやけど、人としてどこか抜けてて女の子と付き合っては振られてを繰り返している。
父さん:学校の先生をしてて、いきなり先生も辞めると言いだしたり、父さんを辞めると言いだしたりと一風変わった人。直は父さんの血を引いたのだと認識。
母さん:突然に離婚を切りだして出て行ってしまった。やはり、この家庭環境に耐えかねたのかメンタルが疲れたのかな。
所感
思ってた内容とは違ったけど、すいすいとあっという間に読み終わった感じです。
冒頭のセリフから、お父さんを軸として話が展開していくのかと思いきや、どちらかいうと脇役っぽい、大浦くんや小林ヨシコがメインになってたような気がする。
お父さんさんも冒頭の発言のインパクト以外はそこまで目立ってなかったし。
家族バラバラになって、最後は仲良くなって同じ食卓でご飯を食べるというストーリーかなと思ってたけど、途中から話が急展開をしてビックリ!
まさか、そのタイミングで大浦くんが、、、
さすがにビックリな展開でした。
佐和子にとっては自殺未遂はするし、突然お父さんを辞めると言い始めた厄介なお父さんがいたり、かなり人と感性がズレてる一風変わったお兄さんがいたり、出て行ったお母さんがいたり。
でも、なんか風変わりな家族ではあるけど、大事なところでは繋がってるような気がする。
心温まるいいお話でした!
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