山田悠介さんの「種のキモチ」を読み終わりました。
山田悠介さんの作品は「その時までサヨナラ」に続いて5作品目の読了です。
7000日間も閉じ込められていた女性のお話。
7000日って約20年ですよ。
気が狂うというか、どんな風になっていくのか想像もつかない。
主人公の女性は、昔はお父さんとお母さんと平穏な家庭で育っていたのに、ある時お父さんが痴漢で捕まってしまい、両親はそのまま離婚。そのあとは母親と暮らすことに。
そして、母親はよくわからない中村というチャラい男と一緒になって、母親と中村と主人公の女性の3人での暮らしになって。
そして、母親もいなくなって、今度は中村と2人で暮らすことになったのもつかの間、その中村に蔵に閉じ込められて、そこから20年間もその蔵で生きていくことになるわけです。
そして、その女性は植物になってしまう。
なんか、世にも奇妙な物語の世界観がこの後に続いていくんですよね。
この女性の話を起点に、第二話ではいじめられていた男の子のお話。第三話は植物から派生した女性と浮気をした男の話。第四話はその浮気した男と付き合っていた女の人のお話。
いずれの話の登場人物も植物になってしまい、、
まあ、今回は中途半端感が半端ない感想文ですが、この辺で。
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