中山七里さんの「翼がなくても」を読み終わりました。
中山七里さんの作品は「ネメシスの使者」に続いて10作品目の読了です。
ついに中山七里さんの作品も10作品目に到達かぁ!
御子柴シリーズとかカエル男シリーズとかシリーズ物が多いイメージですが、どれも続編が進んでいくにつれてどんどんと面白くなっていってるような気がします。
多分、登場人物に愛着を感じれるのがそう思わせてるんやと思う。
今回は沙良というオリンピックを目指せるくらい実力を持っている女性アスリートのお話でしたが、あの悪徳の弁護士の御子柴も登場してくるわけです!
なんかそれだけでもワクワクしながら読めました。
主な登場人物
沙良:200メートル走の実業団に所属しているオリンピックにも出れるんじゃかいかというくらいの選手。ただ、事故のせいで足を切断してしまうことに。
泰輔:沙良と幼なじみではあるけど、父ちゃんが自殺してから引きこもりになった。
御子柴:言わずと知れた悪徳弁護士。ただ、意外と人情味あふれる一面もある。
所感
主人公の沙良はメンタルが強いですよね。
事故によって足を切断してしまうことになるんやけど、比較的早く立ち直りパラリンピックを目指すようになるわけなんです。
そもそものその事故というのが幼なじみの泰輔というボンクラが原因でのもの。
そして、天罰が降ったのかこの泰輔も誰かに殺されてしまったのです。
普通に考えて、犯人は沙良本人かもしくは沙良の家族の誰かかなと思うんやけど、足が不自由な沙良には難しい犯行であると考えると沙良の家族が犯人?
一方では沙良は前向きに賢明に努力しながら目標に向かって突き進んでいるわけです。
そんな沙良であったりその家族が犯人とはとても思えない。
ましてや、別の話に出てくる御子柴弁護士が犯人ってことはないやろうし。
そして中山七里さんの特徴であるどんでん返しが待っているわけなんですよね。
そういう風に結びついていくんや!
って感じでしたけど、最初から最後まであいつは自分勝手やなと捻くれた自分は思ってしまいました。
でも、全体的に面白かったです。
犬養という刑事さんもどうやらシリーズもので出てくるキャラみたいなので、そのシリーズも読んでみようと思います!
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