アガサクリスティ/予告殺人

読書感想文

アガサクリスティの「予告殺人」を読み終わりました。

 

アガサクリスティの作品は「ゴルフ場殺人事件」に続いて6作品目の読了です。

 

今回はポアロではなくてジェーン・マープルというおばあちゃんが殺人事件の謎を解き明かしていくという物語。

 

ポアロは口は悪かったけど、マープルはどうなんでしょうかね?

 

ゴルフ場殺人事件が1923年に対して、予告殺人は1950年に発表されていて、時代背景も随分と変わってるのでそういったところも加味して読まないとです!

 

年齢的にもアガサクリスティご自身をマープルに見立ててって感じなんですかね?

この作品を書いたときにはアガサクリスティは60歳くらいなので。

 

 

主な登場人物

ジェーン・マープル:主人公。おばあちゃん探偵。ポアロとは違ってとげとげしい感じはしなくて、人当たりがやわらかそう。

 

ブラックロック:パドックス館の女主人。

 

イースターブルック大佐:心理学者。ローラという奥さんがいる。

 

スウェッテナム:文学青年。母ちゃんが登場人物としてちょくちょく出てくる。

 

ハーモン:牧師さん。ダイアナという奥さんがいる。

 

所感

出足から面白いのです。

 

新聞の広告欄に殺人予告が掲載されていたのです。

 

で、その予告にあった時間通りにブラックロックさんが住んでる屋敷で殺人が実行されてしまったのです。

 

そもそも、そんな広告が掲載させてしまうのもどうよ?

って思ったりしなくはないですが。。

 

 

まさか、屋敷に集まった人たちも本当に殺人が実行されるなんて思ってもみなかったでしょうね。

 

しかも、殺されたのが、偶然なのか分からんけどその屋敷に勝手に侵入をしてきた男だったんです。

 

その殺された男の名前はルディー・シャーツというんやけど、まさか悪さを働こうとしてたら、逆に悪さを働かされたなんて思ってもみなかったでしょうね。

 

自分自身でピストルで自殺をするなんてオチはないでしょうし。

 

なんで、この悪党がターゲットになったのか?

 

予告殺人だけに、偶然ってこともないでしょうしね。

 

犯人はその時屋敷の中にいたやつの中にいる!?

 

まあ、何となくは犯人はそうなのかなとは思ったのですが、もうちょっとマープルの冴え渡る推理をみたかったなと思いました。

 

 

淡々と終わった感じがしたので。

 

まあ、懲りずに他の作品も読んでいこうと思います!

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