あさのあつこさんの「敗者たちの季節」を読み終わりましたので読書感想文を書きます。
あさのあつこさんの作品は「復讐プランナー」に続いて2作品目の読了です。
高校野球を題材とした物語！
タイトルだけでももう感動してしまいそうです。
毎年、夏の高校野球は楽しみにしてて、日中は仕事で見れないから夜に放映している熱闘甲子園をみてるのですが、ホントにいつも感動させられてます。
今回は海藤高校と東祥学園の甲子園の出場をかけた決勝戦から話が始まるわけですが、戦い終わったあとにも色んな物語が繰り広げられていくんですよね。
楽しみ！
主な登場人物
小城直登:主人公で海藤高校の本格派のエース。
郷田恭司:直登とバッテリーを組んでるキャッチャー。
尾上守伸:海藤高校のキャプテン。レギュラーではないけど、みんなをサポートしてくれる頼り甲斐のある人。
美野原翔:東祥学園のエース。技能派ピッチャーで、直登に負けず劣らずのナイスピッチングをしている。
八尾和利:海藤高校の監督。強面らしい。
所感
甲子園予選の決勝戦で海藤高校は東祥学園にサヨナラ負けをしてしまうのだが、その後東祥学園のチームメイトが不祥事を起こしてしまい、出場辞退に。
代わりに海藤高校が甲子園に出ることが出来たのですが、こういう風に奇跡が起きた裏側には逆に涙をのんでる人がいるんだなと改めて思いました。
両校の視点から描かれているので、こういうことも感じれたのが良かったです。
奇跡を起こした側も喜ぶだけでなく、相手の気持ちも思いやってその人の気持ちもしっかりと噛み締めて、より一層頑張らないとですね。
そういった意味では、直登たちが引退をしたあとに、最後にまた同じように海藤高校と東祥学園の戦いの場面で終わったのは、なんかかっこよかったし、グッとくるものがありました。
甲子園を目指すとなると、ほとんどの人が大半の時間を野球の練習に時間を使うことになると思うけど、たとえ甲子園に出られなかったとしても、それまでに費やした時間は決して無駄にはならないと思う。
とくにこの歳になってくると、いままで何かに必死に打ち込んできた人とそうでない人って、やっぱり差が出てきてますもんね。
今をしっかりとがんばろう！
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