福澤徹三さんの「Iターン2」を読み終わりました。
福澤徹三さんの作品は前作の「Iターン」に続いて2作品目の読了です。
色んなトラブルに巻き込まれる主人公の狛江。
今回も初っ端から前回に負けず劣らずの不運っぷり。
小説の話とはいえここまでくるともはや笑ってしまいます。
てか実際の主人公の狛江自身も笑うしかないですよね、きっと。
さて、今回は無事にトラブルを乗り切れるのか。。
主な登場人物
狛江:48歳で主人公。会社でリストラをさせられている。いろんなトラブルに巻き込まれやすい体質あり。奥さんと子供2人の4人暮らし。
岩切:ヤクザの組長さん。福岡にいたのだが、東京でも一旗揚げるべく歌舞伎町の方で活動をしている。狛江のことをこき使っている。
神豪寺:今回の話の悪役。芸能人でありつつ、裏社会の人ともつながっていたり、アイドルの萌奈に手を出そうとしたりと「THE人でなし」キャラ
北上萌奈:その神豪寺にちょっかいを出されたことがきっかけてアイドルとしての活動が危機的状況に。そんなときに、狛江に助けを求めた。
所感
前回と違って、今回狛江はなんかたくましかったような気がする!
本の中でも、狛江も家族にそんなことを言われてたし。
色々と苦しい状況を福岡で経験したことがいきてたみたいですね。
ただ、まあ相変わらずのトラブラレメーカーっぷり。
今回も窓際族においやられたり、困ったアイドルに助けを求められたり、偶然に岩切と出会ったりと。
ギャンブルのシーンで50万円を渡されたときも、その方向に進んだらあかんよ!
って普通に考えたら分かるとは思うのにその悪い方向に進んでいくわけですからある意味自業自得な面もあるかなと思う。
ただ、今回はちょいと頼もしい面も出てきたので、面白かったです。
勧善懲悪みたいな感じで、今回の悪役の神豪寺をぎゃふんと言わせようと動くわけやけど、読んでる自分も狛江のことをいつのまにか心底応援をしていたし!
そして、無事に問題解決!
最後のシーンも、また単身赴任をさせられそうなところを上手いこと食い止めたし、狛江がなんかますます心強いキャラになっていく!
ん?
ということは、今後は事前に起きるであろうトラブルも未然に防ぐことが出来るやろうし、この話の続きはないかな!?
にしても岩切組長はヤカラな部分も多いにあるけど、狛江のことがきっと人として好きなんでしょうね。
楽しく読ませてもらいました!
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