瀬尾まいこさんの「僕らのごはんは明日で待ってる」を読み終わりました。
瀬尾まいこさんの作品は「幸福な食卓」に続いて4作品目の読了です。
亮太と小春の2人の恋の物語。
高校時代から社会人にかけてこの2人が織り成す恋愛話です。
甘酸っぱい感じは受けなくて、なんか切ない感じが全体的にありました。
主な登場人物
葉山亮太:主人公の男の子。昔、病気でお兄ちゃんを亡くしたことがあって、そのことが心の傷となっている。
上村小春:亮太とお付き合いをすることになるヒロイン役。結構積極的な性格をしている。
えみり:亮太が大学生のときに付き合ってた彼女。可愛らしい雰囲気がプンプンする。
優介:亮太の大学生のときの友達。あんま、目立ってないしよくわからないキャラ。
所感
亮太と小春の2人が高校生の頃にお付き合いをすることで始まる物語なんやけど、小春がいきなり亮太に告白をしたりと積極的なんです。
で、その小春の積極的な性格が閉ざしがちになってた亮太の心に対して太陽のように明るく照らしてあげて亮太もどんどんと友達もできたりと明るくなっていくんですよね。
なんかこういうのはありきたりなパターンかもやけど、結構好きかも。
小春が秘密を打ち明けてくれないからって、ふてくされて1人でタイに行ったり亮太もアクティブになっていくわけなんです。
しかも、亮太はタイで知り合った人たちからも影響を受けてますます人としてパワーアップするんですよ。
思い悩むのも大事なことではあると思うけど、このように物事に対して積極的になることはいいことだなと改めて思ったりしました。
あと、ふとした一言で人を傷つけてしまうこともあるんやと再認識したりもしまさした。
この2人はいきなり付き合ったり、いきなり別れたり、またくっついたりと忙しい感じではあるけど、各々の想いもあると思うけど、だけにもう少し小春の視点からの描写が欲しかったかなぁ。
あとはもう少し亮太のお兄ちゃんのことにも触れて欲しかったかな。
でもまぁ、読みやすかったし、共感できる部分も多かったりで面白かったです!
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