成田名璃子/東京すみっこごはん 2作目

読書感想文

成田名璃子さんの「東京すみっこごはん第2作」を読み終えました。

 

今回のタイトルは「雷親父とオムライス」だそうです。

 

 

前作がほのぼのとした感じでアットホームなところも良くて、2作目も読了しました!

 

前作を読んだことで渋柿とか楓ちゃんとか登場人物に愛着が出てきたということもあって、前作以上に面白く読ませてもらいました。

 

この「すみっこごはん」のルールのなかに「八、たとえ出来たお料理がまずくても、文句を言わないで食べましょう。」とあるのですが、それをみて、、、

 

 

あれ、、、柿本さん、、、、!?

 

 

 

って思ってしまったりw

 

 

松井沙也のお話

声優を目指している学生のお話。

 

目標を達成させるために頑張ってはいたのだが、なかなかうまくいかずに退学を決意するくらいに挫折をしかけたときに、この「すみっこごはん」に出会うんです。

 

唐揚げ。

 

やっぱり「すみっこごはん」はみんなの心のよりどころにもなってますよね。

 

なんかみんなが各々に対して変に詮索することもなく、相談にのるって感じでもなくただただ親身になって一緒に料理を作って一緒にごはんを食べて。

 

その空間が居心地が良くてきっと心のよりどころになってるんでしょうね。

 

 

有村哲郎のお話

一言で表すなら頑固じじい!

 

ただ、先に奥さんに先立たれてってところで、心に傷を負ってる感じもする人なんです。

 

孫くらいの年齢の楓ちゃんと連携をして、筑前煮を作る様子やストーリーはなんか感動したなぁ。

 

その筑前煮にこだわった理由は、亡くなった奥さんのことを想ってのことやもんね。

 

 

野村秀樹

教育ママのもとで育った子供のお話。

 

自分が小さい頃の30年前にもこういう教育ママっていたけど、今も変わらずにいるんですかね。

 

母ちゃんからすると子供のために良かれと思って教育をしてるんやろうけど、子供にとってはときには重荷になったりするんでしょうね。

 

自分はのびのびと育ててもらったから、この感覚はあんまり分からんけど。

 

でも、最後の方は自分のやりたいこともやれたり、母ちゃんとのわだかまり?も解消されたりで、いい方向に話が進んでよかったです。

 

オムライス!

 

う~!

 

秀樹くん!

オムライスを作って!

 

 

田上淳子のお話

田上さんの話というよりは「すみっこごはん」自体の話ですかね。

 

そうなんです、「すみっこごはん」が消滅の危機を迎えてしまうんです。

 

都市開発とかそんな感じのやつのあおりをうけて。

 

昔みた長渕剛さんが主演の「しゃぼん玉」というドラマを思い出したり。

 

辛いことに、「すみっこごはん」の内部の者の中にスパイがいて、その影響で消滅の危機を迎えるわけなんですよね。

 

次作にも続いていくんやろうけど、なんとか「すみっこごはん」の存続を願うばかりです。

 

 



 



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