中山七里/カエル男

読書感想文

中山七里さんの「カエル男」を読み終えました。

 

 

中山七里さんの作品は初めて読むので作者がどんな人かを簡単に調べてみました。

 

1961年生まれなので今年58歳になる男性です。

 

岐阜県で生まれて幼稚園に通ってたころからたくさんの本を読んでたみたいです。

 

小説家になったのは48歳の歳なので、デビューしてまだ10年くらいなんですね。

 

中山七里さんは穏やかな顔をしてるのですが、今回のこの「カエル男」みたいな残虐でむごい作品を書いてる人とは想像がつかない!

 

 

むかし、みた映画の妻夫木聡さんが出ていた「ミュージアム」みたいな感じの内容かなと想像はしてるのですが、もう冒頭から描写がえぐい!

 

ご飯を食べる前には読まない方がいいですね。。

 

 

主な登場人物

古手川 和也:主人公っぽい人で警察官。「いじめ」ということに対して敏感に反応をする。ちょっと自尊心が強いかも。

 

当間勝雄:数年前にやらかしてしまって保護観察みたいな感じになってる人。未成年。歯科で働いている。

 

有働さゆり:勝男を保護している人。ピアノ教室をしていてしかもかわいいらしい。古手川がホの字になったらしい。真人という息子と暮らしている。

 

ナツオ:父ちゃんから性的虐待を受けている可哀そうな子供。なんとなく「カエル男」の犯人になってしまったんじゃないかと思うくらいの辛い境遇にいる。

 

御前崎教授:心理学の権威っぽい人。なんとなく冷静沈着な感じかな。

 

 

所感

基本、読書は毎朝の通勤電車の中で読んでるのですが朝から暗い気持ちになってしまいました。。

 

描写がえぐいのと、カエル男の思考の気持ちわるさでこっちまでどんよりとした気持ちになってしまう。

 

一方ではそうはいってもハラハラドキドキの展開。

 

カエル男が飯能市というところで次々と人を残虐に殺していくわけやけど、それがなんと50音順でやられてしまうわけです。

「あ」から始まる荒尾 礼子さん

「い」から始まる指宿 仙吉さん

「う」から始まる〇〇さん

 

 

みたいな感じで。

 

 

もう気が気じゃなくなりますよね。

 

 

そりゃ警察署にも人が殺到しますがな。

 

こういう猟奇殺人的な話は小説では初めて読んだのですが、この一冊でお腹いっぱいです。。

 

と言いつつも続編があるみたいやし、ちょっと明るめの別の本を読んだ後にでも読もっかな!

 

 

なんか裏の裏までは読めたけど、さらに裏の裏をかかれた感じです。

 

てかいろんな仕掛けがあって面白い!

 

気持ち悪さ以上にいろんな仕掛けの面白さの方が大きいので、また続編を読みたいなと思いました。

 

 

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