石持浅海さんの「温かな手」を読み終えました。
石持浅海さんの作品は「届け物はまだ手の中に」に続いて11作品目の読了です。
お~、けっこう読んでるなぁ!
今回は今までと違った展開の話でしたが、相変わらずの独特の話の展開ですが楽しく読むことが出来ました!
ただ、この人の作品は好き嫌いが分かれそうな気がします。
【主な登場人物】
ギンちゃん:地球外知的生命体。人間の姿はしているが、人間ではないらしい。話の中では数々の事件を最短の時間で解決させていく頭脳を持っている。さすが、宇宙人!
畑寛子:人間。数々の事件に巻き込まれる姿はまるで「金田一少年の事件簿」に出てくる美幸を想起させる。
ムーちゃん:ギンちゃんと同じく宇宙人。ギンちゃんが男なのに対してムーちゃんは女の子。ちなみにギンちゃんとムーちゃんは兄妹だそうです。
北西匠:ムーちゃんの同居人。
【所感】
この作品に限らずですが、石持さんの作品の推理小説はほんまにこんな数少ないヒントだけで問題を解決できるのか!?
って思うものが多いように気がする。
でも、なんか面白いんだよなぁ。
今回は人間の生命力をご飯にしている宇宙人の2人が探偵役という一風変わった展開の話です。
手からエネルギーを吸い取ってくれるみたいなので、まるでドラゴンボールに出てくる「人造人間19号」なんじゃないか!?
と変な想像もしてみたり。
自分もエネルギーというかカロリーを無駄に大量摂取してしまってるので、ムーちゃんに吸い取ってもらえたらうれしいな!
という変なことを考えてもみたり。。
あっ、でもピュアじゃないとそのエネルギーは美味しくないみたいやから、食べてもらえないか・・。
って茶化して書いてみたりしましたが、おばあちゃんが出てきたあたりの最後の方はちょいと切ない流れで進みました。
ギンちゃんとムーちゃんは歳をとらない。
過去にもギンちゃんとムーちゃんに他のパートナーがいたのではないか?
それが、最後の方で出てきたおばあちゃんだったのでは?!
おばあちゃんはギンちゃんを見て嬉しそうにしてたし、きっとそうなんでしょうね。
大切な人が離れていくのってなんかほんとに切ないです。
自分もいつそうなってもおかしくないと思うし、周りの人との時間を大切に過ごそうと思いました。
温かな手
くすぐったい手好きです!
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