藤岡陽子/晴れたらいいね

読書感想文

藤岡陽子さんの「晴れたらいいね」を読み終えました。

 

藤岡陽子さんの作品は「むかえびと」に続いて5作品目の読了です。

 

今回も看護士に絡んだ話でしたが、やっぱり藤岡陽子さんの作品は全体的に優しい感じがして好きです!

 

よくある過去にタイムスリップをした先での話です。

 

そういや、過去にタイムスリップする話というのはドラマにしても映画にしてもマンガにしてもですが、大抵は戦国時代か第二次世界大戦の時が多いなと思うのは気のせいでしょうか。

 

【主な登場人物】

高橋紗穂:主人公。いきなり過去にタイムスリップをして戸惑ったやろうに、それにもめげずに色んなことに真摯に向き合った頑張り屋さん

 

雪野サエ:紗穂がタイムスリップしたときに乗り移った先の人、現代では95歳になる意識不明で寝たきりのおばあちゃん。

 

進藤初代:台湾人であるが、日本軍に従事したひと。

 

菅野婦長:登場する看護婦さんの中ではお偉いひと。部下のことも思いやれるし、いい上司。

 

藤原美津:しっかりものの看護婦さん。雪野サエの友達。

 

 

【所感】

読後はドリカムの「晴れたらいいね」が頭の中に浮かんできました。

 

あの歌めっちゃええやん!

って今更ながらにそう思いました。

 

やっぱこの本を読んだからそう思ったのですが、どんなに辛いことや悲しいことがあったとしても明るく楽しく振舞うのは時として大切なんだなと思いました。

 

看護士って仕事は現在の世界でも相当に大変な仕事なのに、ましてや戦時中なんてさらに大変やったやろうに、、。

 

兵士の方からもきついことを言われたり、そもそもがなかなか思ったことが言えない空気感もある中、紗穂はしっかりと自分の意見が言えたのはすごいなと思いました。

 

晴れたらいいね。

まさにこの本のタイトルにふさわしいなと思いました。

 

自分だけじゃなくて、周りの空気も明るくなりますもんね。

 

個人的にですが、今年はカラオケにいくぞ!!

 

 

【過去の藤岡陽子さんの作品の読書感想文】

↓むかえびと

 

↓トライアウト

 

↓いつまでも白い羽根

 

 

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