石持浅海さんの「届け物はまだ手の中に」を読み終えました。
石持浅海さんの作品は「玩具店の英雄」に続いて10作品目の読了です。
お~、何気に読んでますね~。
石持さんって名前から最初は女性かと思ってたのですが、実は男性なんですよね。
座間味くんのシリーズであったり、碓氷優佳シリーズであったりと推理物が多い印象です。
石持さんの推理物は他の作者とは違う独特のストーリー展開があって個人的には好きです。
今回の作品もそうですけど、ちょっと現実離れしたところはありますが、それを加味させたとしても面白いですね。
【主な登場人物】
楡井:主人公。恩師の仇討のために江藤を殺める。バッグの中に江藤の頭とメロンを一緒に入れるってどういうことやねん!
ちなみに公務員。
設楽:楡井の学生時代の仲間。結果的に楡井と同じく恩師の復讐を果たすことになった。会社を立ち上げて社長を務めててしかもいい感じで成功をおさめている。
さち子:設楽の奥さん。大樹くんというとても無邪気な子供のお母さんでもある。
遠野:設楽の秘書。秘書ってだけにきっと美人なんだろうなと想像してしまう。
真澄:設楽の妹。ラジオのDJをしている。きっと美人なんだとうなと想像してしまう。
【所感】
結末は思ってたのと違ってましたが、まあその方が推理小説としては面白味はあるかなと思います。
ただ、ちょっとその結末はないやろ?とは思ってしまいましたが、、。
にしても(おそらく)美人3人に囲まれての食事をしている楡井がうらやましい!
この美人3人楡井の親友である設楽が殺されたのかなと思ってたのです。
ところがどっこい殺人者はむしろ設楽やったってのがオチなんですけど、それがむりやり感があるなって思ったのと、最後の終わり方が何気に無事円満に終わりましたって感じになってるので、なんか気持ち悪いなって思ってしまいました。
親友同士の気持ちがすれ違ってて、実は思ってたこと(復讐)が同じ思いだったので
良かったって感じになってるけど、やってることは殺人ですからねっ!
ま~、かたいことは言いっこなしで一気読みしてしまったのでなんだかんだで面白い作品でございました!
【過去の石持浅海さんの読書感想文】
◇玩具店の英雄
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