町屋良平さんの「1R1分34秒」を読み終えました。
町屋良平さんの作品は初めて読むので作者がどんな人かを簡単に調べてみました。
そうです!
町屋良平さんもつい最近(2019年)に芥川賞を受賞した人です!
1983年生まれなので35歳とまだ若いんですね~
東京出身で2016年に「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞してデビューしたみたいなので、デビューしてからまだ3年くらいしか経っていないってことですね。
これからに期待って感じでしょうか!?
今回はボクシングに関連する話でした。
ボクシングは自分がもっとも大好きなスポーツなので、すごく興味津々に読み進めました。
まあ、思ってた内容とは違っていましたが、面白く楽しく読み進めることが出来ました。
【主な登場人物】
主人公:21歳でバンタム級のボクサー。たらればで考えることも多かったり妄想癖があったり、どこか自分自身のことを他人事のようにみている節があり。もっと頑張れば成果は出せそうな気配はありそう。
ウメキチ:主人公のトレーナーを務める。なんか一風変わってるが主人公に減量のためにお弁当を作ってあげたり優しい一面もある。かつ、トレーナーとしては優秀そう。
女の子:主人公の友達。彼氏はいるらしいので、二股をかけてるということですね。本当に二股でおさまってるのかははなはだ疑問ですが、、。
【所感】
デビュー戦はよかったのにそのあとが続いていかない。
対戦相手のことをネットで調べて妄想をして勝手に友達になっている。
職業柄もあって自分も人のことはよく検索はするけど、妄想の世界で誰かと友達になることはないなぁ。
ウメキチがトレーナーになってから、いろんな練習法を取り入れたり、次の試合に向けてのモチベーションが知らず知らずの間に醸成されていってたり、だからこそアカンかったときには悔しい気持ちが出てきたり。
なんか若いし、女の子ともよろしくやってるし、青春してる感じがするやん!
まあ、友達にはなれなさそうやけど。
でも、平平凡凡になってしまってた生活もウメキチのおかげで、刺激的なものに変わっていったのはよかったんじゃないかと思います。
ボクシングでバンタム級といえば、花形の階級!
主人公、ファイトっ!
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