米澤穂信さんの「春期限定いちごタルト時間」を読み終わりました。
米澤穂信さんと言えば、氷菓。
今作も氷菓と同じく、高校が舞台となる物語です。
小鳩、小佐内、健吾の3人を中心として話は進んでいきます。
推理ものですが、金田一少年のような殺人事件を解決するとか、重たい問題に直面する訳ではなく、ちょっとした問題をサラッと解決していくというスタンスなのが、また読みやすくていいんですよね。
ポイントは主人公の小鳩くんが目指している?「小市民」ということでしょうか。
いくつかの話から構成される短編集です。
最初のポシェットが盗まれた話とか、高校生らしい初々しさを感じつつも、犯人に対してはそれはアカンやろ!って突っ込みも入れたくなりました。
2話目の話は最初よく分からなかったなぁ。
この本のタイトルにもなってるいちごタルトの話が出てきたり、それを食べてる時に自転車を盗まれたり、この伏線がどのように回収されていくのかワクワクしながら読んだのですが、いつの間にかこの2話目は終わってしまってたので。
3話目のおいしいココアの作り方や4話目の日常の謎とあなどるなかれもそうですが、大きな事件というよりは日常生活の中での何気ない事件?を解いていくというスタンスなので、ハラハラドキドキ感はないのですが、安心して読めるというのはいい点かも。
刺激が欲しい人には向いていないかもです。
ちょっとした物語を読みたいという人には向いてそうですね。
これが、「ラノベ」のいいところってことですかね!
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