垣谷美雨さんの「定年オヤジ改造計画」を読み終わりました。
この本を見つけたときに気にはなっていて、でも見て見ぬふりをしていましたが、自分も他人ごとではないために、登場人物のオヤジを反面教師にしようと読む決意をしました。
いや~、読んでいて切なくなってきましたよ!
ここまで家族と気持ちがすれ違うもんなんかなと。
オヤジとその妻と、娘の3人が基本的には一つ屋根の下で暮らしていて、この3人が中心となって話が展開されていくのです。
オヤジが65歳で無事に定年を迎えて、そのあとは家でいる時間が多くなっていくのですが、そのことが特に妻にとっては苦痛の種になるわけなんです。
まあ、原因はオヤジの気配りというか人の気持ちが理解できないというところにあるのです。
何でもかんでも家のことは妻にまかせっきり。
完全に甘えているわけなんですよね。
お互い支えあって生活をしていかないといけないのにね。
と言っても自分もワイフに甘えている部分は多々ありますが。。
それだけに他人ごとではないのです!
どうやら、世の中には「夫源病(ふげんびょう)」というものがあるらしいんです。
まあ、意味はまさに字のごとくといったところでしょうか。
主人公のオヤジは、地雷を踏みまくりなんですよね。
わかりやすい感じにボンボンと妻の地雷を踏んでいくんです。
まあ、そういうオヤジも妻の身になってみることで心境の変化や考え方が変わってくるんですよね。
さすがにそこまで、頑固おやじでは無かったみたい。
と言っても、このオヤジは地頭もよくて、勤勉なところがあるから、過去の振り返りと反省が出来たんでしょうね。
やっぱ自分本位の考え方は良くなくて、他人を思いやる気持ちは大切にしないといけないですね。
よかれと思ってやったことが人によっては迷惑に感じることもありますしね。
この本は勉強というか参考にもなったし、面白かったので読んで正解でした。
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